栃木県鹿沼市の東武日光線・新鹿沼駅で、除草作業中の作業員4人が特急列車「スペーシアX」と接触し死亡する重大事故が発生した。東武鉄道は記者会見で謝罪し、事故原因の究明を進めている。列車の接近を知らせる安全確認の手順があった中で、なぜ事故が防げなかったのか――。

「スペーシアX」と接触の作業員が死亡 東武鉄道が謝罪

栃木県鹿沼市の東武日光線の新鹿沼駅で、作業員4人が特急列車「スペーシアX」と接触し、死亡した事故から7時間余り。

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東武鉄道株式会社取締役執行役員 鉄道事業本部長・鈴木孝郎さん:
ご遺族の皆さまには、心からお悔やみを申し上げます。また関係の皆さま、ご利用のお客さま、大変なご迷惑をおかけいたしましたことを、深くおわびいたします。

午後6時過ぎ、東武鉄道が記者会見を開き、事故について謝罪した。

当該のスペーシアXが新鹿沼駅で急停止する瞬間とみられる映像を見ると、列車が速度を落としながら、ホームに入ってくる様子が確認できる。

事故が起きたのは20日午前10時45分ごろ。当時、駅では、7人の作業員が線路の上などで除草作業を行っていた。そこに東武日光駅発・浅草行き上り線のスペーシアXが進入。4人と接触したという。

4人は50代から60代とみられる男性で、意識不明のまま病院に搬送されたが、その後死亡が確認された。

記者リポート:
新鹿沼駅です。あちらは、列車と人が接触したとみられる場所となっています。鉄道関係者でしょうか、多くの方が作業しているのが確認できます。

事故があった列車の乗客を乗せたというタクシーの運転手は「鬼怒川まで乗せてた、お客さんを。そうしたら、お客さんが言うには『ドーンと音がした』と。『かなり音がした』と言って」と話す。

事故原因は「現在調査中」 33本運休・約2600人に影響

なぜ事故は起きたのだろうか。

東武鉄道によると、通常は列車が近づくと見張りの係員が作業員に退避を指示。

退避が終わると、列車の運転士に「退避完了」の手信号を送り、それを確認した運転士が警笛を鳴らした上で進入することになっていたということだ。

会見で東武鉄道は、次のように話す。

東武鉄道 佐藤晃一施設部部長:
昼間、線路内で作業するためには、列車が来ることをしっかり把握して、列車が来たら安全な場所に退避することが可能な状況をつくった上で作業することになっております。しかしながら今回のような事象を発生させてしまった原因については、現在私たちも調査中でございます。

東武日光線は午後3時半前に運転が再開されたが、合わせて33本が運休となり、約2600人に影響が出た。
(「イット!」8月20日放送より)

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