この夏の猛暑の中で危険性を増しているのがゲリラ豪雨です。
千葉県での豪雨災害から8月20日で1週間経ちました。
この千葉豪雨で際立ったのが、冠水した道路での車の被害です。
自分が乗っている車に水の危険が迫ってきたら…その対処方法や注意点を改めて専門家に聞きました。
8月13日夜から14日にかけて発生した千葉県での大雨被害。
冠水した道路では、車の立ち往生や閉じ込めなどが相次ぎ、各地で犠牲者が出ました。
そして一時3000台を超える車両が放置される事態に陥りました。
山陰でもこれまで大雨の際に度々道路の冠水が起こり、車の水没が発生しています。
こうした大雨の時の運転について、JAFでは…。
JAF島根支部・大谷海璃さん:
まずはハザードマップを確認して、周囲の危険な箇所を確認しておく事。大雨が起こった場合は無理に運転しない。冠水路を見つけた場合は侵入しようとしない。
まずは基本的な注意喚起です。
そのうえで…。
JAF島根支部・大谷海璃さん:
水深が思ったより深かったり、水が濁っていて深さがわからないとかそういった事情もあると思う。
大雨の際には、思いがけず冠水した道に入ってしまうケースもあるといいます。
岡部楓子アナウンサー:
どのくらいの高さの水で車は動かなくなってしまう可能性があるのでしょうか?
JAF島根支部・大谷海璃さん:
例えば、この車の床の高さやタイヤの中心部分の高さ、これより水位が上がると危険性が高まる。
誤って冠水した道に入ってしまった場合は…。
JAF島根支部・大谷海璃さん:
引き返すことが難しいようだったら、安全を確認して車外に脱出することが大事になってくる。
水深60センチになった道路に、セダンタイプの車が入り込んだ場合を想定したテスト動画です。
水に入った直後、後輪が浮いた状態だとドアを開くことはできませんでした。
一方、しばらく経つと…。
JAF島根支部・大谷海璃さん:
車内に水が侵入して車外と車内の水位の差が少なくなってくるとドアが少し開きやすくなるので、タイミングを見て脱出するようにしてください。
それでも、ドアや窓が開かない場合は?
JAF島根支部・大谷海璃さん:
脱出用ハンマー等を使って窓ガラスを割って脱出してください。ただフロントガラスは合わせガラスになっていて頑丈になっているので、なるべくサイドガラスを割るようにする。窓の中心部分より四隅の部分の方が割れやすいことがある。
脱出した後にも注意が必要だといいます。
JAF島根支部・大谷海璃さん:
水が濁っていて中が見えない場合がある。側溝の位置がわからないとか、マンホールの蓋が開いていてもわからないとかあるので、ゆっくりと安全に気を付けて移動してください。
さらに水を引いた後、最も大切なことが…。
JAF島根支部・大谷海璃さん:
冠水車両だと水に浸かってしまって配線がショートしてしまったり、漏電による火災のリスクがある。絶対にエンジンをかけないで、JAFのようなロードサービスや自動車の販売店の方に相談をして車両の運搬や点検を依頼してください。
大雨の時は無理な運転をしないこと。
そして万が一に備え、脱出用ハンマーなどを車内に常備しておくこと。
今回の千葉の惨事を通して、ドライバー1人1人が水の怖さを再認識する必要がありそうです。
