一歩進めば、足元の石がゴロゴロと崩れる危険な現場。
そこで、滑落した登山者が救助を待っていました。

岩だらけの急斜面を約100メートル転げ落ち、頭などをけが。
滑落の瞬間の記憶がないといいます。

滑落現場は、長野県と岐阜県にまたがる北アルプス。
中でも「大キレット」と呼ばれる険しい岩場でした。

長野県山岳遭難防止常駐隊 南部地区の井坂道彦副隊長は、「落ちてしまうと100メートル200メートル落ちてしまうような、日本でも難易度がかなり高いルート」と話します。

ヘリも駆けつけ、登山者をつり上げる作戦ですが、隊員たちが立つ場所はかなりの傾斜です。

それでも冷静に、そして迅速に作業を進め、無事救助に成功。
登山者は一命をとりとめたといいます。

県では、「登りたい山=登れる山ではない」と注意を呼び掛けるとともに、「自力歩行が難しいようであれば、迷わずに110番・119番通報してほしい」としています。