熊本地震の発生から8月18日で3週間が経過した。庁舎別館に被害を受けた薩摩川内市役所では、田中良二市長が同日の会見で「渡り廊下の修復には数ヶ月程度かかる」との見通しを示した。市民サービスへの影響は出ていないというが、復旧への道のりはまだ続く。
机や棚が倒れ、書類が散乱――南別館の被害
7月の熊本地震による激しい揺れは、薩摩川内市役所の南別館にも大きな爪痕を残した。室内では机や棚が倒れ、書類が散乱するといった被害が発生。8月18日時点でも、その影響は完全には解消されていない。
建物自体の安全は確認されているものの、本館との渡り廊下には応急措置とバリケードが施されている。5階と6階については、一般の立ち入りが現在も規制されたままだ。
空き会議室を活用し、業務を継続
被害を受けた執務室を使用していた部署は、本館の空き会議室などへ移って業務を続けている。市によると、市民サービスへの影響は出ていないとのことだ。
地域の行政拠点として日常的に多くの市民が訪れる薩摩川内市役所において、こうした柔軟な対応が市民生活への支障を最小限に抑えることにつながっている。
「できるだけ早くします」――市長が復旧への意欲
田中良二市長は18日の会見でこう述べた。
「市民の皆さま、職員が執務に支障がないような環境を整えたい。対応をできるだけ早くします」

現在は復旧予算の集計を進めている段階で、渡り廊下の修復には数ヶ月程度を要する見通しだ。薩摩川内市は8月25日開会の定例会の会期中に庁舎復旧に関する予算を計上する方針で、今後、議会での審議が行われる予定である。
地震から3週間が過ぎた今も、庁舎の完全復旧にはなお時間を要する。市民の生活を支える行政機能をいかに早く正常化させるか、薩摩川内市の取り組みが続く。
【動画で見る▶熊本地震で被災 薩摩川内市役所 修復に数カ月か 】
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