長野県須坂市など北信4市町村で「カレーフェス」が行われています。過去最多となる49店舗が参加。このイベントに向けてそれぞれの店が自慢のカレーを用意し、地域を盛り上げています。
■過去最多49店が参加
具だくさんの和風カレーや、野菜がたっぷり入ったグリーンカレー。ボリューミーなカレーうどんも。
これらのカレーは、須坂市など4市町村で行われている「カレーフェス」のメニューです。
カレーフェス参加者:
「いろいろなカレーに出会えて楽しいです。毎年この時期になると、この時期きたなと思って(店を)回っています」
■油揚げがジュワっと和風カレー
2025年10月にオープンした小布施町の「サワヤ」は、季節の野菜を使った総菜の販売とランチメニューが中心のカフェで、フェスは初参加です。
デリ&カフェ サワヤ・中村寿美代さん:
「始まってみるとすごく反響が多くてびっくりしている」
「カレーフェス」は2026年で6回目。街を活性化させようと須坂市の飲食店有志が2021年に始め、須坂市、小布施町、高山村の22店が参加。翌年には中野市の店も参加し、4市町村の32店に拡大しました。その後も年々店が増えていき、2026年は過去最多の49店舗が参加しています。
サワヤはフェスに合わせて限定メニューの和風カレーセットを用意しました。
デリ&カフェ サワヤ・中村寿美代さん:
「うどんの中に入っているお揚げが、いっぱい汁を吸ってそれを食べたらジュワっと、それをカレーで再現できたらなと」
カレーがたっぷり染み込むように厚めの油揚げを使い、食感も楽しめるようにレンコンを入れています。昆布だしで具材を煮ることで和風のカレーに仕上げています。
■「出かけるきっかけになる」
(記者リポート)
「昆布のだしの香りと、レンコンのシャキシャキとした食感が楽しめるカレーなのですが、油揚げにカレーがよく染み込んでいて、さらにおいしいです」
訪れた客は―。
カレーフェス参加者:
「おいしいですよ。さっぱりだな」
「おいしいです、食べやすくて。25(店舗目)。(カレーフェスは)出かけるきっかけにもなるし、新しく店が開拓できて、楽しんで回っている」
デリ&カフェ サワヤ・中村寿美代さん:
「ぜひ一度、サワヤのカレーを食べていただいて、他の方のカレーも楽しんでいただいて、カレーフェスを楽しく過ごしていただきたい」
■伝統野菜が決め手のグリーンカレー
中野市のキッチンビッキーは5回目の参加。毎年、参加しています。
ビッキーのフェス限定メニューはグリーンカレー。辛味に北信濃の伝統野菜・中野市産のボタンコショウを使っているのが特徴です。
具材は中野市産のナスやズッキーニ、キノコなど。豆乳と香りづけのハーブ・コブミカンの葉を鍋に加えて―。
夏野菜がたっぷり入ったグリーンカレーが完成です。
■旬の味で客をもてなす
(記者リポート)
「ボタンコショウのピリッとした辛さがくせになります。スパイシーですが、とても爽やかな味でおいしいです」
キッチンビッキーは注文弁当がメインのカフェですが、週に多い時で3日ほど店舗でも食事を楽しめます。
キッチン ビッキー・山岸めぐ美さん:
「毎年来てくださる方は、またこの味に会えたって食べてくださる。旬のものを感じて食べてもらいたい。夏野菜は夏野菜のおいしさがあるんだよというのをその時に食べてもらいたい」
客:
「おいしい。すごい食べやすくて、辛さもほどよくて、おいしかったです」
■20日で49店全て制覇した男性も
カレーフェスではスタンプラリーも開催中です。参加店でトートバッグを購入してエントリーし、カレーを注文すると、各店舗のオリジナル缶バッジがもらえ、スタンプを押してもらえます。
こちらの男性はなんとフェスが始まってから20日ほどで、参加店舗49店を制覇。
キッチン ビッキー・山岸めぐ美さん:
「すごい本当だ、コンプリートだ」
49店舗制覇した男性:
「真面目に市町村別に(缶バッジを)並べてる。中野、須坂、高山、小布施、コンプリート。(カレーフェスは)やっぱりいいね。お店にとってもいいんじゃない、店の宣伝にもなるし、食べ比べもできる」
キッチン ビッキー・山岸めぐ美さん:
「いつも小さいお子さんとかお母さん連れが多いけど、(フェス期間は)男性の一人の人が、もくもくと食べて帰るみたいな。ゆっくりといろいろなとこを楽しんで、他の街並みも楽しんでもらいたいです」
■うどんの下に「ご飯」
須坂市の定食屋「五蘊(ごうん)」。この店のカレーフェス限定メニューは「カレーうどんごはん」。
一見、定番のカレーうどんに見えますが、うどんの麺の下に「ご飯」が。ボリューム満点の一品です。
五蘊・樋口仁康さん:
「カレーうどん日常でもやっているんですけど、最後にご飯を頼まれるお客さま結構いる。『よし、入れてしまおう』ということで、ちょっとインパクトのある商品だそうかなと」
客・(長野市から):
「うどんもご飯も楽しめて、おいしかったです。いい汗かきました。和風のカレーっていうか、だしの効いたカレーって味でした」
■そばつゆとウスターソースが隠し味
五蘊は2024年12月にオープン。店主の樋口仁康さんは須坂市出身で、妻の有紀子さんと2人で店を切り盛りしています。
地元を盛り上げようとフェスには2回目の参加。「カレーうどんごはん」のスープには、じっくり煮込んだカレーと、そば店で修業した樋口さんオリジナルのそばつゆを使用。さらに―。
五蘊・樋口仁康さん:
「隠し味、ウスターソースです。嫁、関西人なので、ウスターソースはカレーに欠かせない調味料」
器に盛ったごはんの上にうどんを重ねてスープをかけ、食感のアクセントに天かすをのせて完成です。
■9月13日まで開催
訪れた客は―。
客(須坂市内から):
「あっさりめのカレーであまり濃くなくて、するっと食べられる感じ。(フェスに)初めて参加しているけど今、11か12(店舗)。この15(店舗)のワンステップ賞目指して頑張ってます」
「うどん食べたらご飯がでてきて斬新。去年、おととしとコンプリートさせてもらって(今年も)コンプリート目指してます」
五蘊・樋口仁康さん:
「楽しいです。毎日いろいろなお客さまもいらっしゃいますし、バッジをコンプリートする方がみんなにこにこしながら来る。皆さん年々、楽しみにされてて、『今年もお店増えたけど頑張ります』みたいな声をいっぱいいただくので、非常にいいイベントかなと思っています」
暑い夏こそスパイスの効いたカレーを。参加店それぞれが自慢の一品で街を盛り上げます。「カレーフェス」は、9月13日までの開催です。
