電源が入らなくなった古い携帯電話を再起動し、プリントした写真をプレゼントするイベントが開かれた。そこにはもう二度と戻らない、懐かしい“あの頃”が写し出されていた。

「何が、どこに入っているか覚えてない」

福岡・那珂川市の携帯ショップで行われた『おもいでケータイ再起動』。

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電源が入らなくなった古い携帯電話を再起動し、メールや画像など当時の思い出に触れてもらおうというイベントで、KDDIが全国で行っている。

「何が、どこに入っているか、正直、覚えてないくらい。写真が一番、見たいよね、やっぱり」

この日、福岡市から訪れた夫婦が持ち込んだのは、高校時代に使っていた4代の携帯電話。

「懐かしい写真が見れたら一番、嬉しいですよね」と応じたスタッフが、専用の機器で携帯電話に入っているバッテリーの充電機能を回復させると起動音が鳴り始めた。

「あっ、音、鳴りましたね。点きましたね。おめでとうございます」とスタッフが携帯を操作すると「うわっ!なっ!これやった!」と思わず夫は、携帯電話の画面に見入る。

画面に現れたのは、高校時代にアルバイトをしていた時の写真や当時、飼っていた愛犬の写真だった。

「昔の自分のもあるし、友だちの(写真を)見れたのも結構、懐かしくてよかったです」と夫は、感慨深げな表情だった。

思い出の写真は、その場で印刷してプレゼントされた。

20年前に亡くなった母親の携帯には…

北九州市から訪れた女性。「ひとつは母親のもので、ひとつは自分のものなんですけど、バックアップしないまま、電源入らないまま、放置のままだったので」と持ち込んだのは、2台の携帯電話。

女性のものは、基板の故障で開くことができなかったが、20年前に亡くなった母親の携帯電話には電源が入った。

そこに映し出されたのは、入院した女性の母親を家族でお見舞いに訪れた時に撮った写真。

20年振りによみがえった母親の面影…
20年振りによみがえった母親の面影…

「懐かしいですよね…、うん。あんまり入院の時の写真って、これ以外ないんで、貴重だなって思いました」と女性は、プリントされた写真を見詰めていた。

携帯電話の再起動で甦った大切な記憶。この店舗では、年に1回、このイベントを開催していて、今後も開催する予定だという。

(テレビ西日本)

テレビ西日本
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