ことしもお盆の時期。
猛暑日が続く関西の各地では、暑さを冷ますホラーなイベントが開催される。
”怖さレベル”が選べたり、”歩かなくていい”お化け屋敷など、暑い夏にひんやりできるスポットを取材した。
さらに、日本のお盆と怪談・“ホラー”の知られざる関係とは?
■猛暑日が続く京都 体も心もひんやり冷やす本格お化け屋敷
10日、京都市では日中の最高気温が35度を記録して猛暑日に。
そんな中、体も心もひんやり冷やすイベントが太秦映画村で始まる。
その名も『史上最恐のお化け屋敷~京都奇譚一条戻橋~』
京都市内に実際に存在する一条戻橋には、数々の怪談話が残されていて、そんな一条戻橋を舞台に異世界に迷い込んでしまう…そんな恐怖体験ができるお化け屋敷が、11日から開催される。

■「出てきた瞬間に膝を付いて倒れたくなるような怖さ」
こちらのお化け屋敷、怖いのが苦手な人も楽しめるように怖さレベルを3段階から選べるようになっている。ホラーが大の苦手だという記者が上級レベルを一足先に体験!
ネタバレ禁止のため、内容は詳しくは書きませんが、体験した記者は、「無理ですごめんなさい。怖すぎ…」と手を震わせながら感想を語った。
太秦映画村運営部・原田里菜さん:出てきた瞬間に膝を付いて倒れたくなるような怖さです。より涼しくなれるようなお化け屋敷ご用意しておりますのでお待ちしております。

■温泉で”ひんやり”? 歩かなくていいお化け屋敷とは
続いてやってきたのは、なんと温泉!?
大阪市浪速区にある複合温泉施設「スパワールド」で、このお盆期間にお化け屋敷が開催されている。
その名もお化け屋敷「窓女(マドンナ)」だ。
こちらの特徴は、椅子に座ったまま体感できる「歩かなくていい」お化け屋敷。
ただ「歩かなくてもいい」ということは逃げられないということでもある。
お化け屋敷で恐怖のあまり歩けなくなってしまったことがある田中友梨奈アナウンサーが体験した。

■「ひんやり」体験の後は温泉で…
舞台はある団地の窓。小さな窓を舞台に『窓女』にまつわる恐怖体験を体感する。
部屋の中もなんだか寒く感じてしまうほど怯える田中アナウンサー。立体音響に加え、お化けが触れてくるのでその恐怖はひんやりどころではない。
体験後の田中アナウンサーは…
田中友梨奈アナウンサー:全身、筋肉痛になるくらいこわばってます。こわいの好きな方もたぶんこわいと思います。
スパワールドホテル&リゾート 広報・丸田歩さん:ひんやりした後はぜひ温泉で温まっていただければと思います」。
13日には怪談師によるライブも実施され、恐怖を感じる「ひんやり」体験と温泉での温もり、どちらも楽しむことができる。

■お盆とホラーの知られざる関係とは
このように、「夏といえば怪談やホラー」というイメージはどうやって定着したのか。
民俗学や妖怪などに詳しい國學院大學 飯倉義之教授は、”江戸時代が起源”ではないか、と分析する。
その理由は、『歌舞伎のオフシーズンをなくしたかったから』だというのだ。
夏は暑さで客・人気の役者が減ってしまうという歌舞伎界にとって厳しい季節だった。
そこで、経験が浅い役者でも大仕掛けで観客を楽しませることができる”怪談”が夏に行われるようになり、ご先祖様が帰ってくる日本のお盆と相まってヒットしたのではないかと指摘する。
あくまで一説ではありますが、夏=ホラーのイメージが定着していった背景には知られざる歴史があるようだ。
(関西テレビ「newsランナー」2026年8月10日放送)


