シリーズ企画、暑さに負けない、近畿中四国のこの夏アツいスポットです。
8月11日は島根県の隠岐諸島、ユネスコ世界ジオパークで地球を感じる、ディープな離島の夏を紹介します。

島根県の沖合約60キロ、日本海に浮かぶ隠岐諸島。
約600万年前の火山活動で出来た島々です。
世界的に貴重な自然景観や歴史・文化が残る「地質遺産」として2013年、ユネスコから世界ジオパークに認定されました。

フェリーと高速船、空の便で本土と結ばれていますが、今回は空から隠岐の島町に上陸です。

岡本楓賀アナウンサー:
隠岐の島町にやってきました。これから隠岐諸島を巡る旅、満喫してきます。

世界ジオパーク、隠岐諸島について知るためまず訪れたのは「隠岐自然館」。
隠岐の大地の成り立ちや自然、歴史・文化などを学ぶことができます。

ジオガイド・深澤春香さん:
植物や生き物も隠岐は独自のものがあります。山もとってもお勧めです。

海に囲まれた隠岐諸島ですが、実は山の自然にも恵まれています。

ジオガイド・深澤さんの勧めでやってきたのは、隠岐諸島最大の島「島後」のほぼまん中にある鷲ヶ峰です。

岡本楓賀アナウンサー:
こんにちは、よろしくお願いします。

日本山岳ガイド・早川隆さん:
よろしくお願いします。

山岳ガイド・早川隆さんの案内でその頂をめざします。

出発から約10分、見えてきたのは…。

岡本楓賀アナウンサー:
すごい、ほんとだ。

通称「トカゲ岩」、垂直な絶壁を登るトカゲに見えます。
自然の造形の不思議さを感じたあと、出合ったのは巨大な杉の木です。

日本山岳ガイド・早川隆さん:
天然スギといわれる、これで樹齢約300年ぐらい。

岡本楓賀アナウンサー:
300年ですか!

「自然回帰の森」。
樹齢約300年を超える天然杉が811本残されています。

岡本楓賀アナウンサー:
なにか力もらえそうなくらいぶっとい。

神秘の森でパワーをもらい、先を急ぎます。
徐々に険しくなる登山道をさらに約1時間進むと…。

日本山岳ガイド・早川隆さん:
稜線にでてきました。

岡本楓賀アナウンサー:
おおすごい、きれい!あ、向こうの方、海ですね。

日本山岳ガイド・早川隆さん:
あの海の向こうには有人島の三つの島、島前が見えます。

岡本楓賀アナウンサー:
島前だ。ここ絶景ですね。

そして、この先は道なき道。
草木を頼りに岩肌にしがみつくようにして懸命についていくと…。

岡本楓賀アナウンサー:
おお!ここが!すごい。

日本山岳ガイド・早川隆さん:
左側に見えるのが屏風岩になります。右には607メートルの大満寺山が見えてます。

岡本楓賀アナウンサー:
ほんとに一望できますね。海に囲まれた島を感じます。

日本山岳ガイド・早川隆さん:
海から山ができたという地形がこれを見るとすごくわかると感じる。

日本海に浮かぶ隠岐諸島のスケールを感じることができました。

岡本楓賀アナウンサー:
今、生きてる、『生』を感じます。

日本海に浮かぶ隠岐、山の魅力もすごいんです。
そんな山の神秘を感じるスポットはほかにも…。

岡本楓賀アナウンサー:
迫力ありますね。

神が宿ると言われる「乳杉」。
樹齢は約800年。
15本に分かれた幹の付け根から、大小24の乳房のような根が垂れ下がっています。
古くから隠岐の人々に崇められてきました。

日本山岳ガイド・早川隆さん:
お参りに来たり、見て力をもらう場所だと思います。

岡本楓賀アナウンサー:
神秘的なオーラを感じますね。

つづいて向かったのは、隠岐の島町からフェリーで約1時間、西ノ島・中ノ島・知夫里島、3つの島からなる島前です。
日本有数の高さを誇る崖摩天崖や赤く染まる地層、赤壁など火山活動の痕跡が今なお残ります。

また、海との距離が近いのも島前の魅力。
その感覚を実体験できるのは、中ノ島・海士町にある宿泊施設「Ento(エントー)」、5年前にオープンしました。

岡本楓賀アナウンサー:
おしゃれな空間で、まるで美術館にいるみたいですね。

最大の売りは客室です。

岡本楓賀アナウンサー:
信じられない、大絶景のパノラマ…まるで海に浮かびあがっているような景色です。

一面ガラス張り、客室から日本海を一望できます。

Ento宿泊事業部・伊藤貴博部長:
テレビもなく、時計もなく、全てを忘れて景色を眺めていただく。中にいても外にいる感覚、境目がなく雄大な景色が見られるのが、うちのホテルの売りになってます。

実はEntoは宿泊できるジオパークの拠点でもあります。
島前の自然や文化を紹介する常設展示室を備え、ジオガイドによる解説を受けることもできます。

そして、島の恵みを食からも。
イタリアンレストラン「ラディーチェ」。
地元出身のオーナーシェフが島の素材を厳選してイタリアンにアレンジします。

水揚げされたばかりの真イカを使ったラザニア。
イカスミを生地に練り込み、身をミンチ状にしてソースに絡めています。

岡本楓賀アナウンサー:
おいしい。イカの風味が口いっぱいに広がるんですけど、ピリ辛のソースもアクセントになって非常においしいです。

こちらは島育ちの和牛「隠岐牛」。

岡本楓賀アナウンサー:
脂身が少なくて、油の甘さというよりは肉本来の旨味が凝縮されていて、これまたたまらない。

ラディーチェ・桑本千鶴オーナーシェフ:
提供してくれる(島の)食材を、来てくれるお客さんにイタリアンとして最高の状態でお出しして、おいしかったって帰っていただくのがラディーチェとしてのお店の意味だと思っています。

ここでしか味わえない隠岐の味覚。
地球の記憶が刻まれた地質や自然、この夏、アツい隠岐諸島で自然に包まれてみてはいかがでしょうか?

TSKさんいん中央テレビ
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