能登空港が「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」として2026年7月7日にリニューアルし、来場者はわずか1週間で1万9548人を記録。前年の同じ時期と比べて4倍以上と、大きな賑わいを見せている。しかし、能登の魅力はそれだけではない。石川元気応援隊「ジャンピン」のメンバーが、能登の文化を学び、新鮮な海の幸を味わう旅へ出発した。地震から2年半、観光客を迎える地元の人々の思いとは。自由研究にもおすすめの、夏休みの能登の楽しみ方を紹介する。

「行くことに意味がある」地震から2年半…変化する観光客の意識

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「夏休み!そうだ!能登へ行こう!」。今回の旅のテーマは、ポケモンだけではない。能登の文化が学べる施設や、美味しい魚を味わうことを目的に、石川元気応援隊「ジャンピン」の倉田心美さんと田中凜音さんが金沢駅に降り立った。

旅の案内役として登場したのは、金沢駅の観光案内所「能登デスク」を担当する中山智恵子さん。能登を知り尽くした観光のスペシャリストだ。中山さんは「2人にもっと能登を好きになってもらうようなコースを準備してきたので、一緒に楽しく巡りましょう」と笑顔で迎えた。

「最近は、自分たちで能登に行こうという人が増えてきています。観光案内所に来る人たちも『こことこことここに行きたいです』みたいに、自分のスケジュールを持ってくる人が増えました」

この変化は、地元の人々にとっても大きな励みになっているという。

「観光客が来てくれるのが嬉しい、という言葉を(地元の人たちが)すごく口にしてくれるようになりました。『私たちのこと忘れられてないな』ってすごく思う、と最近よく聞くから、やっぱり行くことに意味があるんだなと改めて実感しています」と中山さんは語る。訪れる側の思いと、迎える側の喜びが、能登の元気につながっている。

入館無料!巨大な祭りの山車と7kgのブリに触れる体験

中山さんがまず案内したのは、七尾市にある『のと里山里海ミュージアム』2018年にオープンしたこの施設は、見て、触れて能登の歴史や文化を学べる体験型ミュージアムで、入館料が無料なのも嬉しいポイントだ。

館内に入ると、まず目に飛び込んでくるのは能登の祭りの展示だ。七尾市の特色ある4つの祭りが展示されており、その迫力に圧倒される。

中山さんによると、能登の祭りは意外と参加できるものが多いという。展示されている青柏祭の“でか山”や、“向田の火祭り”も実際に参加できる祭りだ。施設では地域の法被を着たり、獅子頭を持ったりして記念写真を撮ることもでき、能登の文化を肌で感じられる。

続いて向かったのは、能登の海に関するコーナー。ここでは、実際に物を運ぶために使われていた舟に乗ったり、漁で使われていた道具に触れたりすることができる。海に沈めてタコを捕獲する「タコツボ」など、普段見ることのない漁具に2人は興味津々だ。

中でも盛り上がったのが、ブリを持つ体験。能登といえばブリだが、ここに置かれているのは本物とほぼ同じ約7kgのレプリカ。「意外といけるかも」と持ち上げてみたものの、「いや、重いです。めっちゃ重い」とその重量に驚きの声を上げた。実際に持つことで、ブリの大きさを実感できる貴重な体験だ。中山さんは「七尾湾で獲れる豊富なお魚の説明とかもあって、牡蠣とかサザエとかたくさん美味しいお魚が獲れることを学べるのはとってもいいなと思います」と施設の魅力を語った。

「どれを食べても美味しい」被災した民宿が再出発した定食屋の絶品海鮮

たくさん学んだ後はお腹が空く時間。一行が昼食に訪れたのは、七尾市一本杉通りにある仮設商店街の一角だ。訪れた店は「太左ェ門」もともと能登島で民宿を営んでいたが、地震の影響を受け、定食屋さんとして再出発したという。

店では、能登島の鰀目漁港にあがった新鮮な魚をふんだんに使った料理が楽しめる。倉田さんは「刺身定食」、田中さんは「白身フライ定食」、そして中山さんは「海鮮丼」を注文した。

運ばれてきた刺身定食を食べた倉田さんは、「めっちゃ美味しいです!口に入れた瞬間、全体に味が広がって…」と満面の笑み。田中さんが食べる白身フライはクロダイだそうで、「魚がフワフワでとても美味しいです」とこちらも大満足の様子。中山さんの海鮮丼には特製のコハダのたたきが乗っており、「食感は滑らかなんだけどコリコリ。なかなか新しいですね。何一つとって普通がない」と、その味を絶賛した。まさに「どれを食べても美味しい」という結論だ。

食事中、店主の坂本さんから手作りのシソジュースがサービスされた。この時期だけの期間限定だという優しい甘さのジュースに、一行の心も和む。

坂本さんは「元気なお子さんの声を聞いたりね、家族で行くときっと喜ぶと思いますので、是非能登へ来て欲しい」と話す。店を出る際には「おばちゃんも元気出たからね」と声をかけられ、温かい交流が生まれていた。

ポケモン足湯にラッピングバスも!夏休みは能登へ

2人は和倉温泉にあるポケモンの足湯にも足を運んだという。「ポケモンもめっちゃ可愛くて癒されました。いい思い出になりました」と振り返る。

さらに、2026年7月18日からはポケモンのラッピングバスも導入されている。リニューアルされた空港だけでなく、能登の各地でポケモンに出会える機会が増えている。文化に触れ、美味しいものを食べ、可愛いキャラクターに癒やされる。今年の夏休みは、魅力あふれる能登へ出かけてみてはいかがだろうか。

(石川テレビ・8月4日放送)

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