震度7を観測した氷川町では、現在も断水が続くなど不自由な生活を強いられる中、夏休み中の子どもたちも遊ぶ場所が限られています。しかし、このような状況でも子どもたちの元気な声が聞こえてくる場所がありました。
(FNN取材団・早瀬純哉記者)
「お寺の裏側では、子供たちがプールではしゃいでいます」
今回の熊本地震で最も大きい震度7を観測した氷川町。いまもなお断水が続く中、町のお寺が子どもたちの憩いの場として、地下水を使ったプールを開放しています。
子どもたちは「楽しい」「みんなで泳いで気持ちよくてそれで楽しい」「泳ぐのが好きだから」などと喜びの声を上げます。
護念寺の西正樹副住職は「保護者のLINEグループがあって、その中であるお母さんが『明日から仕事が始まって両親が共働きなのだけど、町がやっている学童が地震で休止しているから子どもを一人家に残しておくのが心配』という相談があった」と明かします。
この町に住む子どもたちも、地震の影響で置かれている環境はさまざま。お寺のプールはひと時の憩いの場となっています。
「お母さんが家を片付けに行っている間ここに居る」という女の子や「(地震は)怖かった。家の柱がずれたり、窓ガラスが割れたりした」という男の子も。
この寺も建物の被害を受けていますが、仲間から集まった支援物資を配布しているほか、断水が続く被災者のためにシャワーや洗濯の支援も行っています。
西副住職は「あまり深くは考えていない。出来ることをやっているだけ」と話します。
大きな被害を受けた被災地に響く子どもたちの元気な声は、少しだけ日常と変わらない時間を感じさせてくれるようです。
