島根県内の病院や診療所などで作る「島根民医連」は、経済的な事情などで受診が遅れて死亡した事例が、2025年は県内で3人確認されたと発表しました。
年間3人は過去最多だとしています。
島根民医連の調べによると2025年、県内で健康保険に加入していない無保険などの状態で病状が悪化したり、経済的困窮を理由に医療機関への受診が遅れたりして死亡した人は50代と60代の男性、それに80代女性の3人です。
島根県での年間3人は2005年の調査開始以来、過去最多だということです。
このうちホームレスだった60代の男性は「無保険」の状態で、搬送された際は、すでに治療困難な状態まで肺がんが進行していて、その後死亡したということです。
島根民医連が所属する「全日本民医連」のまとめでは2025年、全国ではこうした死亡事例が42人確認されたとしています。
島根民医連・眞木高之会長:
病気になった時くらいは安心して次の人生をリスタートできるような、それを支えられるような社会であってほしい。
民医連は治療が手遅れとならないよう、生活困窮者には無料または低額で診療を受けられる制度を活用することなどを呼びかけています。
