国内有数のそろばんの産地である島根・奥出雲町で、珠算の競技大会が開かれました。
参加した子どもたちが真剣な表情で、日ごろの研さんの成果を競いました。
珠をはじく参加者、表情は真剣そのものです。
奥出雲町で開かれた『雲州そろばん珠算競技大会』。
県内をはじめ、大阪や広島など県外からあわせて145人が参加しました。
この大会は、町の伝統産業で国の伝統的工芸品にも指定されている「雲州そろばん」について知ってもらい、生産の振興につながればと1968年から開かれています。
大会では、掛け算や割り算、見取り算など3つの競技で参加者が計算の速さと正確さを競いました。
また、スクリーンにうつされる数字を読み取り計算する「フラッシュ暗算」や出題者が読み上げる問題を解く「読み上げ算」などの種目では、日ごろ鍛えた計算力に集中力、記憶力をフル活用。
勝ち抜き方式で優勝者を決めました。
大会に参加した小学校3年生:
緊張してあまりうまくできなかった。
大会に参加した小学校5年生:
そろばんはじめて、計算できるようになってきた。
奥出雲町商工会議所・植田良二会長:
そろばんというのは、非常に頭の回転にいいものだと思う。日本では二つしかない。その一つが雲州そろばん。そろばんという文化、そして奥出雲町の文化をいろんなところへ発信していきたい。
1960年代から70年代に奥出雲町のそろばんの生産量は最盛期の50分の1、職人の数も15人に減少するなか、主催者はこうした大会を通じて「そろばん」の魅力をPR、産地を守る取り組みにつなげたいとしています。
