求刑は無期懲役でした。
江別市で大学生が集団暴行を受け死亡した事件。
主犯格とされる被告の裁判で求刑が行われ、検察側は被害者への暴行を「地獄の苦しみ」と強く非難しました。
「特定少年の川口被告に無期懲役が求刑されました」(川瀬雄也記者)
事件の主犯格とされる川口侑斗被告への求刑は無期懲役でした。
その時、川口被告はうつむき、微動だにしない様子でした。
そして、自らの口で「今後もできる限りの反省、謝罪、償いの日々を送ります。本当にすみませんでした」と述べました。
2024年10月、北海道江別市で大学生の長谷知哉さんが男女6人に集団で暴行を受け死亡し、現金などを奪われた事件。
川口被告は強盗致死などの罪に問われています。
これまでの裁判で、被害者の長谷さんは暴行により全身の血液量の2割から3割を失い、死に至ったことが明らかになっています。
求刑の前に意見を述べた長谷さんの姉は、川口被告に対し「生涯かけても償うことはできないと思っています。極刑を強く望みます」と述べました。
また、長谷さんの母親は代理人を通して「私も殺したいほど憎いです。一生、許せません」と陳述しました。
検察側は犯行は類を見ないほど悪質だとし、暴行は川口被告が主導したと指摘しました。
その上で「被害者への地獄の苦しみを与えた張本人は川口被告。数えることも困難な、圧倒的多数回の暴行があった」と、長谷さんへの暴行を「地獄の苦しみ」と表現し強く非難しました。
また、「八木原被告への責任転嫁をする様子が目立つ」とも指摘しました。
これまでの裁判で、川口被告は暴行をやめずに続けた理由を、長谷さんと交際していた八木原亜麻被告に「もっとやって」と言われたからと述べるなど、責任転嫁する姿勢が目立ったというのです。
そして、被告は犯行当時18歳の特定少年だが、それを酌量し刑の減軽を行う理由にはならないと無期懲役を求刑しました。
これに対して川口被告は「僕の身勝手な行動で大切な息子さん、弟さんに会うことができなくなってしまい、この先一生消えることのない傷を負わせてしまい本当に申し訳ありませんでした」と謝罪しました。
弁護側は犯行時、川口被告は18歳になったばかりだと指摘。
反省していて更生の可能性があり、懲役25年が適正であると主張しました。
川口被告への判決は8月7日に言い渡される予定です。
