2022年の豪雨災害で被災したJR米坂線について、地元の自治体とJR東日本が話し合いを続けているが、復旧の見通しは立っていない。時間だけがただ過ぎているのが現実。
JR米坂線は4年前の豪雨で被災し、長井市の今泉駅と新潟・坂町駅の間でバスによる代行運転が続いている。
JR東日本は米坂線を復旧させる場合、約86億円の費用がかかると試算し、単独での復旧には難色を示している。
一方、県と新潟県は「JR東日本が責任を持って復旧に当たることが前提」という考え。
これまで地元自治体とJR東日本は7回の会議を開いて話し合いを続けてきた。
JR東日本は、「上下分離」「バス転換」など4つの復旧パターンを説明し、地元の負担額なども示した。
一方、7回目の会議で地元自治体から「JR東日本は米坂線に対する具体的な関与が示されていない」という不満の声が上がり、話し合いは平行線のまま。
置賜地方では河川や道路の復旧事業がほぼ完了した一方で、4年経っても復旧に向けた動きが出てこない米坂線については時間だけがただ過ぎている。
JR東日本の腰が重い中で、誰が主体となって議論を進めるべきなのか。
県なのか、沿線自治体任せなのか。
仮に再着工できたとしても、完成まで5年かかるという試算がある中、まだそのスタート地点にも立っていない。
沿線住民のみなさんの“時”がさらに過ぎている。
