2026年7月28日午後4時27分頃、熊本県で発生した最大震度7を観測した地震。九州各地にも多大な影響を及ぼしている。

最大震度7 変わり果てたイオンモール

2026年7月29日、地震発生の翌日。熊本・嘉島町にある熊本県内最大級の商業施設『イオンモール熊本』の無残な姿。イオンモール熊本では、地震発生から約1時間後に爆発が起こり、建物の2階部分が崩落した。

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八代市の日本製紙八代工場では、煙突が折れる被害が確認されるなど熊本県内各地に甚大な被害をもたらした『平成8年熊本地震』。

日本製紙八代工場(八代市)
日本製紙八代工場(八代市)

福岡県内でも柳川市と大川市で震度5弱を観測した。

専門家「警固断層帯の陸側も要注意」

この地震について九州大学アジア防災研究センターの三谷泰浩センター長は「震源から距離が近いということは、警戒アラートはほぼ間に合わない。かなり慌てた方もいるのではと思う。浅いところで、非常に高いマグニチュードの地震が起きているので、長周期地震動も発生したために九州全体に渡って広く揺れた」と解説する。

更に「長周期型の地震動は、割と広い範囲に地震の震動が伝わるので、八代の製紙会社の煙突のような高い建物は、壊れやすい影響を受けた可能性は高い」と続けた。

そして三谷センター長は福岡の都心部を走る断層帯についても警鐘を鳴らす。

「都心部を走っている警固断層帯のところが内陸部で『福岡西方沖地震』(2005年3月)のときに動いていないところが動くというのが、一番、懸念されている。そこが動くと都心部が壊滅的にやられる可能性は十分ある」と今後、福岡でも同様の規模の地震が起こる可能性があると三谷センター長は指摘した。

警固断層帯は、博多湾から福岡市中心部を経て筑紫野市に至る長さ約27キロメートルの活断層で、2005年の福岡西方沖地震では警固断層の海側の『北西部』が動いたとされている。

最大でマグニチュード8.1 福岡市など震度7

西方沖地震の震源域となった警固断層帯『北西部』(海側)だが、2005年のときは動かなかった警固断層帯『南東部』(陸側)と小呂島近海の断層帯が連動して地震が起きた場合の新たな被害想定を福岡県は公表している。

それによると最大でマグニチュード8.1、福岡市や久留米市、筑紫野市、太宰府市など県内の広い範囲で震度7の激しい揺れが予想されるとしている。

「警固断層帯も博多湾から上はずっと動いているので、数カ月に何回か体感できない地震は起こっている。『いつでも起こり得るんだ』という意識を皆さん持って頂くことが一番。大切。常に注意しておくべき」(九州大学アジア防災研究センター 三谷泰浩センター長)。

今後、1週間程度は同規模の地震が起こる可能性があることから、専門家は家具を固定するなどの備えができているか、確認するよう呼びかけている。

(テレビ西日本)

テレビ西日本
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