石川県小松市の自動車用品卸業者、ヒッツが7月21日付で事業を停止し、自己破産の申請準備に入ったことが明らかになりました。負債総額は債権者約14名に対して約3000万円の見通しです。県内初の「中東情勢関連倒産」と見られます。

帝国データバンクによりますとヒッツは2002年に設立された自動車用品の卸業者で、カーナビやカーオーディオといったカー用品の仕入れ・販売を主力事業としてきました。地元の中古車販売店やカーディーラーなど、地元密着型の営業活動で販路を確保し、ピーク時の年間売上高は約1億円に達していました。

しかしその後、主力商品であったカーナビやカーオーディオが、新車販売時の標準装備として組み込まれるようになったことで、ヒッツの商品への需要が減少傾向に転じました。さらにコロナ禍以降の物価高で採算が悪化、受注の減少とも重なって、2025年9月期の年売上高は約3900万円にとどまり、1000万円の赤字となっていました。

そこに追い打ちをかけたのが、今年に入ってからの中東情勢の悪化です。半導体を使用するカーナビなどの製品で入荷の大幅な遅れが生じ、仕入れ値も高騰しました。

この間、金融機関からの支援によって資金繰りをしてきましたが限界に達し、7月21日付での事業停止を余儀なくされました。負債は債権者約14人に対し約3000万円の見通しだという事です。

石川テレビ
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