主食用のコメや酒米を生産する福島県会津坂下町の農業法人「KOBAYASHI and SONS」。
稲の穂が出はじまる直前の今の時期は、害虫の侵入を防ぐために草刈り作業が欠かせないため、ここ数日のヤマセはまさに「恵みの風」となっている。

エルニーニョ現象などの影響で、数年ぶりに長い期間にわたり吹いていて、近くの会津若松市では7月後半にも関わらずここ1週間、猛暑日を記録していない。
代表取締役の小林和弘さんは「草刈りをしてもらっている従業員には、ちょっとありがたいかなと思ってます。本当に暑いのでね」と話す。

一方、気になるのがヤマセによる「冷害」。
いまから30年以上前、1993年には「平成の大冷害」が発生し、この田んぼでも収穫量が1割あまり減少する事態となったが、今は「平成の大冷害」以降、冷害に強い品種の開発が進んでいて、小林さんは「ちょっと肌寒いなとなってくると、生育障害は起きるんですけども、涼しいくらいだとそんなに影響はないと思う」と話す。

最近の問題はむしろ高温対策。
記録的な猛暑に見舞われた去年は、この田んぼでも高温による障害で一部のコメの粒が白く濁ってしまった。
営農を管理するソフトなども活用し、生育状況を見極めながら今後の天気を注視している。
小林さんは「収穫するまで楽観視はしないけど、かなり生育がいい状態できているので、このままあまり台風が来ないで、倒れないで秋の収穫に持っていけたら」と語った。

福島テレビ
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