熊本県で最大震度7を観測した地震から一夜明けた29日、被害の状況が徐々に明らかになってきました。
今回の地震の特徴について専門家に聞きました。
28日の地震では熊本県で最大震度7を観測したのを始め、福岡県内でも柳川市と大川市で震度5弱の揺れを確認しました。
今回の地震の特徴について専門家は…。
◆九州大学アジア防災研究センター三谷泰浩センター長
「震源から距離が近いということは警戒アラートはほぼ間に合わない。かなりあわてた方もいるのでは。浅いところで非常に高いマグニチュードの地震が起きているので、長周期地震動も発生したために九州全体にわたって広く揺れた」
八代市の日本製紙の工場では煙突が崩落しました。
◆九州大学アジア防災研究センター三谷泰浩センター長
「長周期型の地震動というのは割と広い範囲に地震の震動が伝わるので、製紙会社の煙突のような高い建物は壊れやすい。影響を受けた可能性は高い」
三谷センター長は、今後、福岡でも同様の規模の地震が起こる可能性があると指摘しました。
◆九州大学アジア防災研究センター三谷泰浩センター長
「都心部を走っている警固断層帯のところが内陸部で(2005年の)福岡西方沖地震のときに動いていないところが動くというのが一番懸念されている。そこが動くと都心部が壊滅的にやられる可能性は十分ある。警固断層帯も博多湾から上はずっと動いているので、数カ月に何回か体感できない地震は起こっている。いつでも起こりうるんだという意識を皆さん持っていただくことが一番大切」
