熊本県で28日、最大震度7の地震が発生しました。
東京科学大学の中島淳一教授とみていきます。
―― 熊本というと、どうしても10年前の地震との関連を考えてしまいますが、今回の地震というのはどういったメカニズムで起きたものなのでしょうか。
東京科学大学・中島淳一教授:
今回の地震も10年前の地震と基本的に同じメカニズムです。この地域には日奈久断層帯という大きな断層帯がはしっていて、前回の地震は北側で、今回はそのやや南側で発生した横ずれ型の地震となります。「直下型地震」と言っていいと思います。
―― 余震というと、いつまでが余震と考えていいのでしょうか。
東京科学大学・中島淳一教授:
今回の地震と10年前の地震は、距離でいくと20kmくらいしか離れていません。ですので“お互い関係があるんじゃないか”と考えている研究者もいます。ただ前回、10年前の地震がどのようにして今回の地震を誘発したのかといったメカニズムについては、これからきちんとデータを精査していく必要があると思います。
―― この10年間、異変は続いていたんでしょうか。
東京科学大学・中島淳一教授:
10年前に熊本地震が起こった後、日奈久断層帯のやや南側ですと、震源地付近で小さな地震がたくさん起こっていたという事実があります。したがって、我々は何となく南側で地震活動が活発だったな、というのは感じていたことです。今回のような大きな地震がこの場所で起こったということで、私は驚きでもあります。
―― 今夜、そして今後どういったことに気を付けていけばよいのでしょうか。
東京科学大学・中島淳一教授:
今、非常に暑い時期になりますので、特に夜であっても熱中症対策は必要になってきます。もし、家で電気が通じていてエアコンを使えればそれで問題ないですが、もし停電の場合などは、あした明るくなってから避難所に避難するというのも一つの選択肢になるかなと思います。
―― 夜暗い時間帯ですから、足元や周りに何か倒れてきそうなものがないかという確認をした上で休むということが重要になってきますか。
東京科学大学・中島淳一教授:
そうですね、余震というものが大きな地震の後に起こりますので、夜間の間に比較的規模の大きな余震が起こったときは、ガラスが割れるとか、食器棚の中からコップが倒れてくるみたいなことがあると思いますので、できれば枕元に靴もしくはスリッパを準備しておいていただくこと。あとは、準備してあれば非常のリュックサックのような持ち出しの準備をする。もう一つは、地震が起きたときに真っ暗ですと不安になりますので、可能であれば少し電気をつけてお休みいただくということが今夜取れる対策だと思います。
