やわらかいソフト系に硬めのハード系。定番のものから変わり種まで。グミがいま人気を集めている。さまざまな食感や味が楽しめることに加え、コンパクトで持ち運びやすい点などが人気の理由だ。

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アメやガムを上回る市場規模に

市場調査会社インテージの調べでは、2017年グミの販売額は555億円とアメやガムに比べて少なかったものの、2021年にはガムを上回った。さらに勢いは止まらず2025年アメを上回るなどその販売額は1300億円に迫る勢いで急成長を続けている。

美術館が企画展開催 驚きの大盛況

この日、静岡県掛川市の二の丸美術館では、朝9時の開館15分前にも関わらず、すでに200人を超える列ができていた。隣りの愛知県から来た人はあさ5時くらいに出発したという。

二の丸美術館では6月20日から「グミの世界展」を開催している。開幕からわずか20日足らずの7月8日に来館者数は9393人(グミグミ)を到達した。9393人目となった来館者は、「見たことがないグミがたくさんあったので、とても新鮮だった」と満足していた様子だった。美術館の学芸員は、9月6日までの会期中に9393人に到達すればいいと思っていたが、こんなに早く到達することは予想していなかったという。1日あたりの来館者数は、ここ10年の企画展で最も多くなっている。

美術館スタッフのグミ愛から始まった

朝8時過ぎ。掛川市二の丸美術館ではスタッフが来館者を迎える準備を進めていた。この企画展の仕掛け人が、美術館の広報担当、宇野芽久美さんと、学芸員の飯田杏子さんだ。2人の「グミ愛」が、この企画展開催のきっかけだった。

グミ愛あふれるスタッフ
グミ愛あふれるスタッフ

休憩時間、事務所には仲良くグミを食べる飯田さんと宇野さんの姿があった。事務所の机には常にグミが入っているという。宇野さんはグミ食べると元気が出るという。また、飯田さんもグミを食べると頑張ろうという気持ちになるという。

100年前に誕生したグミ

グミが誕生したのは今からおよそ100年前。1920年代にドイツのハリボーが世界最初のグミとして登場した。日本で初めて発売されたのが1980年。商品名はコーラアップで、知っている人もいるかもしれない。そして、40年以上の時を経て日本独自の進化を続け空前のブームが到来している。食感や味、手軽さ、それに幅広い種類などが人気の理由だという。

企画展にメーカー10社協力 学べて楽しめるコーナー

グミ展は日本グミ協会が監修し菓子メーカー10社も協力。およそ160点が展示されていて、グミの歴史を進化の過程などとともに学ぶことができる。また、記念の撮影スポットをはじめ、パネルに書かれた質問に答えると自分好みのグミを診断できるコーナーや、全国のご当地グミなど珍しいグミを購入できるグミマルシェなども設けられている。

大人気の「グミつめつめ選手権!」
大人気の「グミつめつめ選手権!」

そんな会場でひときわ来館者の人気を集めているのが、制限時間1分の間にトングを使ってグミを袋に詰めていくその名も「グミつめつめ選手権!」。500円で楽しむことができ夢中になってグミを詰める子供や若い女性たちの姿があった。

グミの世界を満喫

撮影スポット
撮影スポット

展示や体験、触れ合いを通して楽しみながら学び喜んでもらえるような工夫。来館者もグミの世界を満喫している様子だった。学芸員の飯田さんは、グミ人気をひしひしと感じたと話す。特に小さな子供がグミをうれしそうに持っている姿を見て、うれしい気持ちになったという。グミのおいしさに加えて、グミの歴史を学んでもらうことも企画展のねらいだ。広報担当の宇野さんも、企画展をきっかけに家族や友達とグミの会話を楽しんでほしいと話す。知れば知るほど奥深さが感じられるグミの魅力と歴史について、家族や仲間と一緒に触れてみてもよさそうだ。この企画展は9月6日まで開かれている。

(テレビ静岡)

テレビ静岡
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