連日のように続く“命に関わるほどの暑さ”。
酷暑日超えが相次ぎ、夏休み真っただ中の今、夏祭りや花火大会など、各地のイベント会場では、例年以上に熱中症対策が欠かせないものになっています。

週末、『ノンストップ!』が密着取材した、静岡・沼津市の祭り会場の救護所でも、医師が驚くほど、熱中症の疑いの患者が続出していました。
意外と難しい?熱中症の見分け方
熱中症といっても症状はいろいろ。疑いの患者に遭遇したら、どこをどのように観察して、どんな時に救急車を呼べばいいのでしょうか?

スタジオに長年救急医療に携わってきた福寿会病院・三浦邦久院長をお迎えし、症状別の対処法を詳しく解説していただきました。
倉田大誠アナウンサー:
環境省によると、熱中症の症状は以下のように分けられるそうです。

〈症状と重症度(環境省より)〉
軽症(応急処置と見守り)…めまい、筋肉痛・こむら返り、手足のしびれ、気分の不快
中等症(医療機関へ)…頭痛、吐き気・嘔吐、倦怠感・虚脱感
重症(入院加療)…意識障害、けいれん・手足の運動障害、高体温
MC設楽統:
頭痛とかめまいとか足つるとか、「これ熱中症なのかな」って分かりづらいですよね。
福寿会病院・三浦邦久院長:
一般の方々はやっぱりこの症状は分かりにくいと。一番は「高温多湿環境下プラス脱水」というのが熱中症なので、ご本人かその付き添いの方が高温多湿環境下にいたことによって頭痛ということであれば、熱中症と判断して我々は治療をしていきます。

坂下千里子:
私朝起きたら結構こむら返りしてるとか。ありますよね。あれって熱中症ですか?
三浦邦久院長:
そうですね、基本的には熱中症。
よく皆さん「エアコンをつけてる」って言われてるんですけど、寝る時に結構消されてる方が多いんですよ。
朝まで24℃か25℃ぐらいの温度にしていただいて、適切なエアコン温度にしていただいて過ごすことが重要だと思っています。
夜間はどうしても寝ているので水分はとらない。お酒など召し上がった後に水分を多くとっていないと熱中症になりやすいですね。
設楽:
お酒とかカフェインが入っているもので水分をとっているかなと思ったらあんまりとれていないんですよね。
三浦邦久院長:
逆に脱水になっていることもあります。
判断が難しい…どうなったら救急車?
倉田アナ:
実際に救急車を呼ぶか否かって結構難しい判断だと思うんですが、それまでにできる処置の方法を含めて見ていきたいと思います。

自分もしくは周囲で見つけた場合です。
共通しているのは、とにかく涼しい場所に移動させてあげること。その後に水分・塩分補給なんですが、この「水分とか塩分補給をその人物が自分自身で飲める状態でなかったら、基本的には救急車を呼んでください」ということなんですよね?

三浦邦久院長:
ペットボトルとか自分で開けられない場合は、これは本当に筋力が落ちている。なので、これ以上重症になる可能性があるので、ちゅうちょせずに医療機関、場合によっては119番を押していただきたいと思います。
一方、やってはいけないこともあるそうです。
三浦邦久院長:
飲めないと言って無理やり飲ませてしまうと、肺の方に間違って入ってしまう。
あとは熱中症と思われる方には、「飲めますか」って言っても受け答えができていない時も意識障害が起きていると思って、119番をちゅうちょせず鳴らしてください。
今すぐできる熱中症予防法
怖い熱中症ですが、三浦院長によると家庭ですぐにできる予防法があるそうです。
その一つが「手のひら・足の裏を15分ほど冷水で冷やす」こと。

設楽:
15分厳しくないですか?

三浦邦久院長:
朝の15分って非常に貴重なので、例えば皿洗いを冷水でやったり、歯磨きを冷水でやってその時も長く手を洗ったりとか顔も冷水で洗ったり。
(手のひらを冷やすと)体の温度が上がりにくいということですね。
また、熱中症で起きてしまう頭痛について、注意してもらいたい点があるといいます。

倉田アナ:
症状が本来と違うので、市販薬の頭痛薬を飲むと腎臓の血管を縮めて血流が悪くなるので、熱中症の場合は飲まないでくださいと。
三浦邦久院長:
頭痛薬を飲んだほうが皆さんいいと思いがちですが、熱中症による頭痛だと、高温環境下にいると脱水になっている可能性があるので、そういった場合にこういった薬を飲んでしまうと腎機能が悪くなってしまうということです。
なので頭痛持ちの方は暑い中にいた場合には、まず15分から30分ぐらい休んで、それでもいつもと同じような症状であれば常用薬を飲んでいただきたいと思います。
(「ノンストップ!」7月27日放送より)

