北海道日本ハムファイターズは25日、エスコンフィールドHOKKAIDOで東北楽天ゴールデンイーグルスと対戦し、オールスター前最後の2連戦初戦に臨みました。先発マウンドにはリーグトップの10勝を挙げている加藤貴之が上がりました。


 試合は1回裏、先頭の水野達稀が楽天先発・荘司康誠の初球を捉え、レフトへ7号ソロを放って先制しました。続く郡司裕也、レイエスの連打で無死一、二塁。さらに2死から野村佑希が四球を選び、2死満塁としましたが、細川凌平はセンターフライで追加点を奪えませんでした。

 しかし2回表、マッカスカーと村林一輝の連打で無死一、三塁とされると、浅村栄斗のレフトへの犠牲フライで同点に追いつかれました。4回表にはYG安田に3号ソロを浴び、1-2と勝ち越しを許しました。なおも2死二塁のピンチを背負いましたが、浅村のレフト線への打球を郡司が好捕し、追加点を許しませんでした。

 加藤はその後、追加点を許さず、6回71球を投げ、被安打4、四死球0、2失点でマウンドを降りました。加藤は「先制してもらったリードを守りきることができず、申し訳ないです。追いついてくれた野手陣に感謝したいです」とコメントしました。

 1点を追うファイターズは7回裏、先頭の細川がセンターへの二塁打で出塁。上川畑大悟の進塁打で1死三塁とすると、代打・奈良間大己がセンターへ犠牲フライを放ち、2-2の同点に追いつきました。

 8回表には3番手で登板した孫易磊(スン・イーレイ)が1死から宗山塁に安打を許すと、2死からYG安田にタイムリー二塁打を浴び、2-3と勝ち越しを許しました。しかしその裏、レイエス、万波中正の連打で1死一、三塁とし、代打・清宮幸太郎がセンターへ犠牲フライを放って3-3の同点に追いつきました。

 9回表、5番手の柳川大晟はマッカスカーをサードフライに打ち取ると、村林、浅村を連続三振に仕留める好投を見せました。そしてその裏、先頭の細川が四球で出塁。田宮裕涼がバントで送り1死二塁とすると、奈良間はセンターの頭上を越えるサヨナラタイムリー二塁打を放って細川が生還。ファイターズがイーグルスとの初戦を4-3で制しました。

 試合後のヒーローインタビューで奈良間は、「今日は僕のために集まっていただき、ありがとうございます!」と第一声。打席に入る際の心境を問われると、「本当にいい試合で、ここで自分が打てば、まあヒーローやなと思って打席に立ちました」と明かしました。さらに「(細川)凌平が本当に素晴らしい出塁をしてくれて。(7回の)犠牲フライも凌平に助けられた部分があったので、なんとか凌平をホームに返そうという気持ちでやりました」と振り返りました。

 また、前日に焼肉店で、店員から「どこから来たのか」と聞かれたエピソードを披露し、「北海道で奈良間の人気はまだまだでした」と笑わせました。そしてこの夏に向けて最後に「こういう勝負どころで1本が出せる、そんな熱い一打席にしたいと思います。よろしくお願いします」とファンに呼びかけ、一本締めで球場を盛り上げました。
 

北海道文化放送
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