仏壇屋が「仏壇処分」に向き合う。
一見すると、矛盾しているように聞こえるかもしれません。
私たちはこれまで、お仏壇を小さくリメイクし、今の暮らしに合う形で受け継ぐサービス「結壇(ゆいだん)」を行ってきました。
しかし、その現場で出会ったのは、費用や家族、住まいの事情により、リメイクを選びたくても選べない方々でした。
お仏壇を大切に思っていないから手放すのではありません。
どうしても手放さなければならない事情がある。
だからこそ、「ただ処分するしかない」ではなく、想いを残して手放せる受け皿をつくりたい。
それが、新サービス「結壇の仏壇供養」を始めた理由です。
▼サービスの詳細は、プレスリリースをご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000174266.html
■5歳で母を亡くした私にとって、仏壇は母とつながる場所だった
私は5歳のときに母を亡くしました。
幼い頃の私にとって、お仏壇に手を合わせる時間は、母とつながっているように感じられ、心が救われる大切な時間でした。
大切な人を亡くしたとき、人はすぐに気持ちを整理できるわけではありません。
それでも、手を合わせる場所があることで、少しずつ故人に気持ちを向けることができます。
だからこそ、仏壇じまいによって祈る場所まで失われてしまうことに、強い違和感がありました。
お仏壇そのものを残すことが難しくても、故人を思い出し、手を合わせるきっかけは残せるのではないか。
その考えが、「結壇の仏壇供養」の原点の一つになっています。
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■創業60年の仏壇屋の3代目として、職人の仕事を見て育った
私の家業は、静岡で60年続く仏壇づくりの仕事です。
私はその3代目として、幼い頃から工場に出入りし、職人さんたちがお仏壇をつくる姿を見てきました。
現在は、父や父の周りにいる仏壇職人とともに、親子で仏壇リメイクサービス「結壇」に取り組んでいます。
お仏壇は、家族が故人を思い出し、手を合わせるための場所であると同時に、職人の技術と思いが込められたものでもあります。
だからこそ私たちは、お仏壇をただ処分するのではなく、職人の技術を生かして、今の暮らしに合う形へ変えることができます。
仏壇リメイクも、今回の「結壇の仏壇供養」も、仏壇づくりの現場で受け継がれてきた技術があるからこそ届けられる選択肢です。![]()
仏壇職人:渥美尋文(左) 父:稲垣豊(中) 代表:稲垣亘佑(右)
■リメイクを選べない人にも、受け皿が必要だった
結壇を始めてから、多くのお客様からお仏壇にまつわる相談をいただくようになりました。
「費用や家族の事情で、リメイクまでは難しい」
「お金を貯めるから、少し待ってほしい」
そうした声を聞く中で、リメイクだけでは届かない方がいることを感じるようになりました。
お仏壇を大切に思っていないから手放すのではありません。
どうしても手放さなければならない事情がある。
それでも、お仏壇を手放すことに後悔や罪悪感を抱えている方は少なくありません。
この感覚は、現場だけのものではありませんでした。
結壇が実施した調査でも、仏壇を手放す場合に罪悪感や後悔が残る人は多いと思うと回答した人は89.0%※にのぼりました。
だからこそ、リメイクを選べない方にも、想いを残して手放せる受け皿が必要だと考えました。![]()
※「仏壇を保有している」もしくは「実家で保有している」男女300名を対象に実施
■後悔を減らす仏壇じまいを届けたい
お仏壇を手放すこと自体が、悪いことだとは思っていません。
住まいや家族の事情によって、どうしても手放さなければならない場面はあります。
ただ、その手放し方に後悔が残ってしまうと、仏壇や祈る文化そのものから気持ちが離れてしまうのではないか。
私はそこに課題を感じています。
今あるお仏壇を、ただ処分するのではなく、想いを残して手放す。
その選択肢を届けるために、「結壇の仏壇供養」を始めました。
■なぜ、お仏壇の一部を写真立てとして残すのか
お仏壇そのものを残すことが難しくても、写真を見るたびに故人を思い出し、少しでも手を合わせる時間が生まれてほしい。
そう考えたときにたどり着いたのが、写真立てという形でした。
写真は、故人を思い出す一番身近なものです。
そこに、お仏壇の一部を使った写真立てがあることで、ただ写真を飾るだけではなく、家族が手を合わせてきた記憶も一緒に残すことができます。
仏壇じまいによって祈る場所をなくすのではなく、形を変えて、暮らしの中に小さな祈りの場所を残したいと考えています。![]()
■仏壇じまいを、誰かの役に立つ形にもしたい
後悔を減らすためには、供養や写真立てとして想いを残すことだけでなく、手放すことを少しでも前向きに受け止められる仕組みも必要だと考えました。
結壇が実施した調査でも、誰かの役に立つ形につながるなら、仏壇整理を前向きに考えられると答えた人は約83%にのぼりました。
「結壇の仏壇供養」では、作業の一部を障がい者施設へ依頼し、収益の一部を支援団体へ寄付します。
私自身、小学生の頃からハンディキャップテニスに関わり、障がいのある方々から多くのことを学ばせていただきました。
その経験から、いつか自分の事業でも社会支援につながる取り組みをしたいと考えていました。
お仏壇を手放すことが、ただの処分で終わるのではなく、想いを残し、誰かの役に立つ形にもつながる。
そうした仏壇じまいの選択肢を広げていきたいと考えています。![]()
■後悔の少ない仏壇じまいから、次の祈りへ
おじいちゃん、おばあちゃんの代から受け継がれてきたお仏壇を手放すことになっても、それで祈る気持ちまで失われるわけではないと思っています。
大切なのは、手放した後に後悔だけが残るのではなく、故人を思い出し、手を合わせるきっかけが残ることです。
後悔の少ない形で仏壇じまいができれば、「仏壇は捨てて終わり」ではなく、想いをつなぐものとして受け止められるかもしれません。
そしていつか、大切な人を見送る日が来たときに、また手を合わせる場所を持ちたいと思う人がいるかもしれない。
結壇の仏壇供養を通じて、仏壇を手放す人の後悔を少しでも減らし、祈る文化を次の世代へつなげていきたいと考えています。
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株式会社えんぷれあ 代表取締役 稲垣亘佑
【会社概要】
商号:株式会社えんぷれあ
代表者:代表取締役 稲垣 亘佑(いながき こうすけ)
設立:令和6年 12月
所在地:〒103-0027 東京都中央区日本橋2丁目2番3号 RISHEビル UCF4階
工場:〒421-1222 静岡県静岡市葵区産女 1265 番地2
TEL:050-5893-7774
仏壇リメイク:https://yuidan.jp/
仏壇じまい:https://kuyou.yuidan.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
TEL:080-6956-2577
メール:k.inagaki@yuidan.jp
担当:稲垣 亘佑(いながき こうすけ)
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