元大阪地方検察庁トップからの性的暴行を訴える女性検事が求めている第三者委員会による検察組織のハラスメント調査の実施を、自民党の議員らが法務大臣に提言しました。
森雅子元法務大臣ら自民党議員は16日午後、平口法務大臣に提言書を提出しました。
大阪地検の検事、ひかりさん(仮名)は8年前、当時、大阪地検トップの検事正で上司だった北川健太郎被告(66)から酒に酔って抵抗できない状態で性的暴行を受けたと訴えています。
北川被告は初公判で起訴内容を認めたもののその後、「同意があると思っていた」などとして無罪主張に転じ、審理が続いています。
ひかりさんは検察組織内で自分の被害が広められるなど二次被害を受けたとも訴えていて、検察庁や検察庁を所管する法務省に再発防止のための第三者委員会によるハラスメント調査を求めています。
しかし、平口法務大臣は、検察庁全職員を対象に内部調査を実施する方針を示し第三者委員会の設置は実現していません。
このため、ひかりさんや自民党の一部議員は検察組織による調査では真実が解明されないと訴え、法務大臣に第三者委員会による調査を行い、結果を国民に公表するように提言しました。
提言を受け取った平口大臣は「ご提言大変ありがとうございます」としたうえで、「ハラスメント対策を一生懸命やっています、見守っていきたいと思います」と述べるにとどまりました。
