15日『熊本宣言』を発表し、閉幕した国際会議『グローバル・ネイチャーポジティブ・サミット』。16日は体験型のツアーがありました。
球磨郡相良村では、湿地を再生させ、生物多様性を保全する取り組みを視察しました。
人吉球磨で行われた体験型のツアーには、国際機関や企業などの関係者約30人が参加。相良村にある瀬戸堤自然生態園を訪れました。
自然生態園では、熊本県立大学や熊本大学、損害保険大手のMS&ADインシュアランスグループなどが、2022年から湿地の再生に着手。地域の住民と一緒に草を刈り、湿地を耕す作業を定期的に行っていて、「生物多様性の保全」が進められています。
参加者は、湿地に入って生き物などを観察したほか、大雨の際に川からあふれた水を
ためることで、洪水被害の軽減にもつながることを学びました。
また、湿地の湧き水が枯渇するのを防ごうと整備された『雨庭』なども見て回りました。
【NPI・ネイチャーポジティブイニシアティブ ギャビン・エドワーズ 事務局長】
「本当に興味深いのは自然の修復プログラムが進行中だということ。放置されていた水田が湿地として回復し始めている。それは自然に利益をもたらすだけでなく、
洪水のリスクを軽減することで地域の人々にも利益をもたらす。ここで行われている取り組みから得られた多くの学びは世界の様々な地域にも広げることができると思う」
