八代市の庁舎建設をめぐる百条委員会。関係者によりますと、7月17日には中村博生前市長への証人喚問が予定されています。焦点はどこなのか、これまでの証言などから、整理します。

総合評価方式の採用に指示出したか

八代市の庁舎建設をめぐっては、成松由紀夫八代市議らが、便宜を図った見返りに業者から6000万円を受け取るなどしたとして、逮捕・起訴されています。

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また、市議会の百条委員会による調査も進められていて、これまでの証人喚問では合わせて10人が証言。7月17日は中村博生前市長への証人喚問が予定されていて、中村前市長が、落札した業者の選定に関与したかどうかが、最大の焦点です。

百条委員会において、当時の新庁舎建設課長は「(当時の中村)市長から私の携帯に『新庁舎は総合・一括でよかか』と連絡があった。電話を切った後、すぐ『新庁舎は総合評価の一括方式で指示があった』と(課員に)伝えた」と証言しています。

中村前市長は4月のTKUの取材に対して「私の方から電話して職員に確認することはないし、今回の件も電話していない」と答えています。

評価基準案の『天の声』の主は誰

また、当時の契約検査課の職員は「基準案を上司から渡された際に、『天の声』によるものであり、一言一句、変更することなく、この案に従って行うよう指示された。試算の結果、特定の業者にとても有利な案になっていると分かった」と話しています。

また、当時の新庁舎建設課長は、委員から「評価基準は誰が作成したと思いますか?」と聞かれると、「分かりません。ただ、我々が作った案とは明らかに違うものだった」と答えています。

捜査関係者によりますと、自社に有利になるよう業者が自ら作成した評価基準案を、成松市議が当時の副市長に渡した疑いが持たれています。

これについて当時の副市長は7月3日の証人喚問で「成松市議から持ち込まれた。『市長も了解済み』という趣旨のことを言われたと思う。『市長も了解済み』と成松市議がよく言うことだが、評価基準案は最終的には市長が決裁権者。私も市長に仕える立場なので安心した。『成松市議から、もらいましたけど、いいですよね』と(中村前市長に)一言了解を得たような記憶はある」と証言しています。

中村前市長は評価基準案について、成松市議が持ち込んだと知りながら、採用を了承していたのか。成松市議との関係性も含めて、17日の中村前市長の証人喚問は百条委員会の一つの山場となりそうです。

(テレビ熊本)

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