道頓堀の一角にあるビルをのむ真っ赤な炎。
2025年8月、大阪の中心地ミナミでビル火災が起きました。
2026年7月14日に明らかになった火災の原因は、たばこのポイ捨て。
火事から、約1年。
警察は、ビル飲食店の従業員だった35歳の男を重過失失火の疑いで書類送検しました。
たばこから出火した炎はあっという間にビルを包み、消火活動にあたっていた消防士2人の命を奪いました。
今も銀色のシートに覆われたビルの前で手を合わせる男性は、殉職した長友光成さんが高校時代に所属していたサッカー部の顧問・永野雅崇さんです。
殉職した長友消防士の恩師・永野雅崇さん:
逃げるに逃げられず、ほんと苦しい思いしたんだろう。「よく頑張ったね」と心の中でしっかり伝えて。当時(部活時代)のタオルを持ってきました。今から暑くなるので汗拭いてもらおうと。
長友さんは、高校時代から消防士になることを夢見ていたといいます。
殉職した長友消防士の恩師・永野雅崇さん:
高校3年のときに「消防になるの?」と聞いたら、「はい!消防行きます」と力強く話したのを覚えている。
人助けをする仕事を目指していた長友さん。
部活でも、自然と仲間のために行動する人柄でした。
殉職した長友消防士の恩師・永野雅崇さん:
彼はキーパーだが、試合前にキーパーグローブをつけて「パン」と(手を)たたく。そこでチームにスイッチが入ることがよくあって、一番彼らしい、ムードメーカーですね。すみません…ちょっと…。やっぱりダメですね、思い出すと。
炎によって奪われた命。
亡くなった長友消防士の恩師・永野雅崇さんは「街の人に忘れてほしくない。二度とああいった事故が起きないように。忘れられるのは嫌ですね」と思いを話しました。
