福岡県議会の議長ポストを巡る“金銭授受”疑惑。

金銭のやり取りを記録したようにもとれる音声データの声の主とされる、福岡県議会の中尾正幸副議長が14日、記者会見を開き、FNNが実施した声紋鑑定について問われると、改めて「信憑性に乏しい」と述べました。

しかし、会見でさらに記者から追及を受けると、「音声データは、私の声紋なんでしょう。その会話もしたんでしょう。でもお金の授受はありません」と述べ、声の主が自身であることを認める一方、金銭の授受については改めて否定しました。

関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演した元大阪府知事の橋下徹氏は、こうした金銭の疑惑が出る背景に「名誉職であり議会のトップ」という“議長職の魅力”があるのではないかと指摘しました。

■福岡県議会の中尾正幸副議長 当初否定も音声が自身のものであることは認める

7月14日の記者会見で、福岡県議会の中尾正幸副議長は、まず次のように述べて、音声が自身のものではないと否定しました。

【中尾正幸副議長】「多分、私の言葉でないと思っている。『今どきはAIで何とでもなるからね』といろんな方からそう言われましたので、その意見も踏まえたら、やっぱり信憑性に乏しいと私は思っています」

しかしFNNの記者から質問で、科学的な鑑定の結果であることなど指摘を受け、追及されると…

【中尾正幸副議長】「音声データは、私の声紋なんでしょう。その会話もしたんでしょう。でもお金の授受はありません」

こう述べて、音声が自身の声であることは認めました。

■橋下氏 背景に“議長職の魅力”「議会の頂点・特別の部屋・公用車…」

なぜこういった金銭授受疑惑が起きるのか、橋下徹氏は、地方議会における“議長職の魅力”を指摘しました。

【橋下氏】「(議長職は)名誉職で、議会の中でのトップですよね。地方議会は、知事・市長と議会という2つに分かれていますけども、国政で言えば議員から選ばれるトップって総理大臣みたいなものですから。

そこまでの権限はないけれども、やっぱりその議会の中での頂点ということで、みんな議員はやっぱりそこを目指しますよね。

議長・副議長になると特別の部屋がもらえるんですよ。それから公用車もつきます。あといろんな式典に行くと、議長ということで来賓席に呼ばれるとか、いろいろなことがある」

さらに橋下氏は、退任後も「議長経験者は写真もずっと飾られるし、役所の人も一目置く存在にもなるし、議員としてはそこを目指しますよ」と説明しました。

■「北新地のクラブを議長選の事務所に」“昔あった話”として橋下氏が披露

また橋下氏は「昔の話」として、大阪では歓楽街として知られる「北新地のクラブ」を議長選挙の「事務所」として、議員なら「出入り自由」にしていたという話を披露しました。

【橋下氏】「お金のやりとりじゃなくても、議長になるためにいろんな多数派工作があるのは間違いないですよ。

議長になりたい人がお金を配らなくても…以前は、例えば、以前は、ですよ。北新地のクラブのようなところを貸切にして、そこを議長選の選挙事務所にして、議員は自由に出入りOKとかね、昔の話ではよくありましたよ」

(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年7月15日放送)

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