大阪市生野区の病院で高齢の入院患者に暴行を繰り返し、やけどを負わせた罪などに問われている元看護助手の男の裁判で、大阪地方裁判所は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

判決などによると、元看護助手の奥野順葵被告(23)は2024年から去年にかけて、当時勤務していた大阪市生野区の「優心会厚生病院」で70代の女性患者の手の指を熱湯が入った計量カップにつけたりしたほか、加熱した電熱パッドを手のひらに押しつけたりしてやけどを負わせた罪に問われています。

さらに、奥野被告は別の70代の女性患者の顔を叩いたり、腹や足を蹴るなどしたほか、90代の男性患者の頭に段ボールをかぶせて転倒させたりして暴行した罪にも問われています。

これまでの裁判で奥野被告は起訴内容を認めていて、検察側は患者を怒らせるために暴行し、その様子を撮影して、他の職員に共有するなどして面白がっていたなどと指摘し、懲役2年を求刑していました。

きょう=14日の判決で大阪地裁は、「被害者の尊厳を踏みにじる常習的犯行は卑劣で悪質」などとする一方、同種の職に就かず、再犯防止を図る姿勢が見られることなどから、懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

関西テレビ
関西テレビ

滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・徳島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。