中道改革連合の野田佳彦元総理大臣は13日、自らのホームページにコメントを掲載し、皇室典範改正案をめぐり、党として求めていた付帯決議案の修正に与党が応じず衆院を通過したことについて、「極めて残念な結果になった。いつの日か同志を増やし、本格的な典範改正の議員立法を提出したい」との考えを示した。
政府が提出した皇室典範改正案は10日、衆院本会議で与党に加え、中道などの賛成多数で可決され、参院に送られた。
改正案には、皇族数を確保するため、女性皇族が結婚後も皇室に残ることや、旧宮家の男系男子を養子に迎えることが盛り込まれている。
野田氏はホームページで、「皇室典範の改正は政党間の幅広い合意が必要だ」とした上で、「国論を二分するような政策もとっとと決めていこうという政権が誕生し、多勢に無勢の下で何でも押し切られる可能性が高まった」と強調した。
そして、皇室典範改正案について、「立法府の総意では全く触れられていない養子に男児が生まれた場合に皇位継承権を与える規定が盛り込まれていた」と指摘し、「政府が一定の予断をもって決めるべきではない」との認識を示した。
さらに、「本来ならば法案の修正を求めるべきだが、数の力でねじ伏せられるのは明らか」とした上で、「政府に対して『養子男児の継承権の是非に関して速やかに検討』を促す付帯決議を付そうとした。しかし、これまた自民党に応じてもらえなかった」と説明した。
野田氏は「極めて残念な結果になった。賛否については党の決定に従った」とした上で、「いつの日か同志を増やした上で、本格的な典範改正の議員立法を提出したい」との考えを示した。
