イチゴやマスカットがのったショートケーキに、大きなシュークリーム。

東京・三軒茶屋の人気洋菓子店では、カカオ高騰とバターの供給不足のダブルショックに見舞われていました。

アーモンド洋菓子店・米田幸介代表:
いろんなものが毎年毎年すごく高騰してチョコレートに使うカカオの方も7年前の仕入れ値よりも2倍になっている。

この店の「生チョコレート」は、1本1本小枝状に手作りし、外はパリッと、中はとろ~りとしたなめらかな味わいで人気の商品です。

しかし、チョコレートの原料となるカカオの仕入れ価格は年々上昇しています。

この店では、仕入れ価格が7年前と比べて2倍になっているといいます。

さらに2026年は、異常気象を引き起こすとされる「スーパーエルニーニョ」の発生が予想され、カカオの不作が懸念されています。

市場関係者によりますと、ロンドンの先物取引でカカオの価格は、7月8日の終値が1トン4463ポンドで、3月から4月頃と比べて倍近くになっているといいます。

アーモンド洋菓子店・米田幸介代表:
ケーキを作るにあたって全てのものが高騰しているので、もうなんだか分からない状態。

また、国産バターの値上がりと供給不足も深刻だといいます。

バターの入荷量減少に伴い、ケーキや焼き菓子など一部販売を休止している商品もあります。

アーモンド洋菓子店・米田幸介代表:
海外のバターは少し安いらしいが、そういうバターでは、うちの店の味ではなくなる。

カカオの高騰と国産バターの供給不足。

それでも店側は「とりあえず(値段を)上げずに頑張れるだけ頑張ろうというのがあります」としています。

こうした中、今後のカカオ不足に備えて、国内でカカオを栽培する動きも出てきています。

三重・松阪市の辻製油が複合リゾート施設「VISON」の農業用ハウスでカカオを栽培。

世界的パティシエ・辻口博啓さんと純国産チョコレートを完成させました。

辻製油 営業課・井藤利浩課長:
この5年間でようやく約10kgの乾燥カカオ豆ができあがりましたので、まずはこれを4年で、3年で、2年でと収穫量を上げるとともに、いつかは消費者の皆さまに販売を目指してやっていきたい。

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