9993店舗。これは全国の書店の数で、初めて1万店を割り込みました。
書店の減少が続く中、大分県内では様々な取り組みが行われています。

大分市中心部に約28年間店を構え、親しまれてきた「ジュンク堂」。3年前、惜しまれつつ閉店しました。書店の数は、インターネットや電子書籍の普及などから年々、減少しています。全国で見てみるとピーク時は2万4000店余りありましたが2025年度は9900店余りまで減少。初めて1万店を割り込みました。県内の店舗数も2017年の128店から2026年6月末時点で104店に減っています。

書店を取り巻く環境が厳しさを増す中、大分市の店舗が6月から始めたのが24時間営業です。

◆TOS甲斐菜々子記者
「午後10時以降はこちらのQRコードをスマートフォンで読み取ると、このように自動ドアが開いてお店に入ることができる」

明屋書店高城店では、日中立ち寄ることが難しい人などを呼び込もうと、これまでは閉店していた午後10時から翌朝10時までの時間帯を無人で営業。
会計はセルフレジで行うようになっています。

24時間営業が始まった6月の売り上げは2025年の同じ月の116%で2割近く増えています。

◆明屋書店取締役 中島宣晃さん
「コミックスなど中心に非常に売れ行きがいい状況。予想を上回る多くのお客さんに利用してもらっている」

◆来店客
「ふらっと寄ってみたいなという時に寄れるのが本屋さんの良さ。ありがたい。10時以降も開いているのは」
「やっぱり自分の中で紙で買っておくものと電子で読むものは分けている。繰り返し読むときに愛着があるのは紙かなと」

文房具や雑貨なども購入可能で新たな客層を取り込みたい考えです。

◆明屋書店取締役 中島宣晃さん
「来店の目的というものを複数お客様に持っていただくことで集客力を高めていきたい」

本に触れる機会を作ろうと「移動本屋」も…

また、こんな取り組みも。大分市の駄菓子店の駐車場にやってきていたのは「移動本屋」です。

◆別大ブック 古江 昭宏さん
「きょうが300冊。お客さんが多いので多めに持ってきた」

本の卸売りを行っている古江昭宏さんが、子供たちが本に触れる機会を作りたいと8年前から取り組んでいます。

この日訪れた親子は、一緒にページをめくりながら好きな本を選んでいました。

◆来店客
「本屋さんが少し離れていてなかなか買うのも難しい。こちらに来てくれると行ってみようかなという気軽な感じでいい」

また、ボランティアの高校生などが絵本の読み聞かせも行っています。

◆別大ブック 古江 昭宏さん
「ただ本を届けるというよりは本屋さんの空間を届けたい。みなさんに本屋さんというところが楽しい空間だなということで、楽しさを届けたいと思っている」

読書の形が多様化する中、実際に本を手に取り購入する人をどう保っていくのか。関係者の取り組みは続きます。

テレビ大分
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