10年に一度レベルの暴風が予想される台風9号は、今週後半にも沖縄に接近する恐れがあります。
一方、熱帯低気圧に変わった台風10号の影響で、中国では大きな被害となっています。

中国南部を直撃した台風10号。
大雨による増水でダムが決壊しました。

6日に中国SNSに投稿された動画では、「ほら、今はもう海になってる。スーパーの方はもうほぼ全滅。倉庫も全部壊された。村役場は1階まで水没してる。もう屋上まで(水が)来てる」と現地の状況を伝えています。

街全体があっという間に水没し、茶色い濁流が押し寄せました。

ドアの上まで水に浸かった車、太ももの辺りまで冠水した道路でバイクを押す人、さらに、腰の辺りまで水に浸かりながら傘をさして歩く女性。

高層マンションが立ち並ぶエリアも冠水。
道路がまるで川のようになり、ボートによる救助が進められていました。

空から地上へと延びる巨大な灰色の渦。
これは6日夜、中国・湖北省で撮影された竜巻の映像です。

ピカピカと光りながら近づく竜巻。
次の瞬間、何かが爆発したのでしょうか、大きく光を放ちました。

竜巻に襲われた街では、食事中とみられる人たちが慌てて窓際から離れ建物の奥へと避難。
窓の外では激しく物が飛ばされる中、火花が上がる様子も。

中国メディアによりますと、台風10号の影響で竜巻を伴う激しい雷雨が発生。
これまでに15人が死亡、9人が行方不明となっていて、当局による被害の確認や救助活動が続けられています。

一方、週末、日本に大きな影響を及ぼすとみられる大型で非常に強い台風9号は、グアムやサイパンを直撃。

台風9号が直撃した、グアムとサイパンの間にあるロタ島で撮影された映像があります。

映像を撮影したロタ島でダイビングショップを営む高久めぐみさんは「ゴーゴーというよりも“銃撃音”。ドスドスな感じの音。コンクリートとか瓦も飛んでいた。血の気が引けた。ロタ島の中でも過去最悪と言われてる。ただぼう然とするしかなかった」と当時の状況を語りました。

ロタ島に住んで21年目という高久さん。
ダイビングショップを営んでいますが、ライフラインが復旧しないと営業再開は難しいといいます。

高久さんは「自分たちの身を守るのが精いっぱいだった。最終的にはトイレ、洗面所に逃げ込んで、ドアを押さえているような感じで避難していた」と話します。

ロタ島の約半数の住宅で窓ガラスが割れ、島内の至る場所で電柱が折れたということです。

この大型で非常に強い台風9号は、勢力を維持したまま沖縄に向かっています。

台風9号は、10日(金)の夜から11日(土)の朝にかけて沖縄の先島諸島・石垣島を直撃する可能性があり、接近するころの中心付近の最大瞬間風速は65メートルと、一部の住宅が倒壊するほどの猛烈な風が予想されています。

最新の台風情報に注意が必要です。