7日現在、大型で非常に強い台風9号がフィリピンの東の海上を西へ進んでいる。

今週金曜日から土曜日(7月11日〜12日頃)にかけて、沖縄・石垣島や宮古島方面に大きな影響をもたらすおそれがある。

関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」で浅田麻実気象予報士は、こうした地域では「大雨・暴風・高波・高潮のすべてへの警戒が必要」と呼びかけた。

一方、本州付近にある“非常に大きくなった”太平洋高気圧によって、本州に台風9号が近づく可能性は低いと説明。その上で、「その分猛暑への警戒が必要」と説明した。

■「台風の進路」石垣島・宮古島は全災害に警戒を

7日正午時点の台風9号の勢力は、中心気圧935ヘクトパスカル、最大風速は秒速50メートル、最大瞬間風速は秒速70メートル。

日本の台風の強さの階級は「強い」「非常に強い」「猛烈な」の3段階(表示なしを含めると4段階)で表されますが、今回は上から2番目にあたる”非常に強い”ランクとなっている。

6日はサイパンやグアムの近くを通過し、現在は東京からおよそ2000〜3000キロ南のフィリピン東の海上を西方向に時速25キロで進んでいる。

浅田麻実気象予報士は「石垣島方面ではほぼ台風の進路に当たってしまっている」と述べ、大雨・暴風・高波・高潮といった台風に伴うすべての災害に警戒が必要だと強調した。

今から早めに備えを進めておくことが重要だ。

「台風の進路」石垣島・宮古島は全災害に警戒を
「台風の進路」石垣島・宮古島は全災害に警戒を
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■台風が本州に近づかないカギ “非常に大きくなった”太平洋高気圧

台風が本州に向かってくる可能性については、「かなり低い」と浅田麻実気象予報士は見解を示した。

その理由として挙げたのが、日本の南の海上に広がる“非常に大きくなった”太平洋高気圧だ。

浅田麻実気象予報士は「高気圧が大きくなることを”高気圧が太る”と言う」と説明したうえで、今の高気圧は日本の南の海上から西のほうまで張り出している状態だという。

「この高気圧が、台風がやってこないように“通せんぼ”をしているような感じになっている」とし、台風はこのまま大陸方向へ進むことが予想されると伝えた。

台風が本州付近へカーブしてくるケースは、上空の偏西風に流された場合に起きる。

しかし今回は、この巨大な高気圧が壁となって台風の北上を阻んでいるため、偏西風の影響を受ける前に大陸方向へ抜けると考えられるということだ。

"異例の大きさ"の太平洋高気圧
"異例の大きさ"の太平洋高気圧

■高気圧の強さは「真夏の暑さ」に直結

この太平洋高気圧の強さは、そのまま今後の暑さにも直結する。

浅田麻実気象予報士は「これだけ夏の高気圧が強いということは、夏の空気の勢いが強い」として、この先は真夏の暑さへの注意と警戒が必要になると呼びかけた。

実際、7日時点で、福岡・太宰府市では35度超の猛暑日を記録。福岡県内では今年初めてのことだ。

秋田市でも午後1時半現在で30.1度を記録した。この時期の秋田の平年最高気温は26度前後で、それを4〜5度も上回っている状況だ。

九州を中心に暑さランキング上位の多くを西日本が占めており、大分・日田34.2度、宮崎・小林34.0度、東京・南鳥島33.9度、福岡・飯塚33.5度などが並ぶ。

週間予報では、福岡で今週の金・土・日にかけて35度の猛暑日が続く見込み。大阪も33〜34度が予想されている。

この先は真夏の暑さへの注意と警戒が必要
この先は真夏の暑さへの注意と警戒が必要

■北日本でも10年に1度の高温か

さらに、7月12日頃からは北日本方面でこの時期としては10年に1度レベルの顕著な高温が予想されており、気象当局からも注意喚起の情報が出ている。

浅田麻実気象予報士は「まだ比較的過ごしやすいはずの北日本でも、逃げ場のないような暑さがやってくる見通し」と説明した。

梅雨明けの発表はまだ出ていませんが、西日本では梅雨前線の雨雲がほぼ姿を消し始めており、浅田麻実気象予報士は「早ければ今週中、8日、9日にも梅雨明けというところが出てくる可能性がある」と述べた。

(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年7月7日放送)

北日本でも10年に1度の高温
北日本でも10年に1度の高温
関西テレビ
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