警察車両の後部座席でうつむく男。
小学1年生の娘を殺害した疑いで7日朝に送検された、父親の井上敏典容疑者(42)です。
警察の調べに対し、井上容疑者は「自分の健康状態や家族の将来のことを悲観して犯行に及んだ」と“収入に不安があった”という趣旨の供述をしていることが分かりました。
事件は群馬・伊勢崎市にある井上容疑者の自宅で起きました。
この家には、井上容疑者と妻、そして小学1年生で長女の明莉さん(6)と長男の柊利ちゃん(3)が住んでいました。
5日午後8時ごろ、仕事から帰宅した井上容疑者の妻が布団の上に倒れている明莉さんと柊利ちゃんを見つけ、消防に通報します。
この時、仕事が休みだった井上容疑者は自宅にいませんでした。
通報で駆け付けた消防によって2人の子供の死亡が確認され、それぞれの首には絞められたような痕があったといいます。
また、明莉さんの近くには井上容疑者のものとみられる複数本のネクタイが散らばっていたということです。
井上容疑者は妻の通報から約30分後、警察に出頭。
その後の調べに対し「長女と長男の首を絞めて殺した。ネクタイなどで首を絞めた」と話したといいます。
我が子2人の殺害を認める供述をしたという井上容疑者。
その印象について、近くに住む人たちは「普通の人なんですよ。全然怖い感じもないし、暗い感じもないし、本当に普通のお父さん」「公園なんかに行って(子どもと)遊んでいましたよ、遊ばせていました」と話しました。
一方、死亡した明莉さんは2026年に小学校に入学したばかりでした。
近隣住民は「元気で活発で明るくて、本人も囲碁にすごく興味があって」「(子ども2人は)両方とも明るいかな。2人ともいい子かな。見た感じ活発だったし…」などと話しました。
また、明莉さんの同級生は「鉄棒が得意で最近、逆上がりができるようになった」と話していました。
そして7日午後、司法解剖の結果が明らかになり、明莉さんの死因が窒息死だったことが分かりました。
近隣住民:
まさか、本当に平和なお宅というイメージしかなかった。人柄もすごくいい人だったから、なんで自分の子どもに手をかけてしまったのか…。
警察には、これまで井上容疑者の家族からトラブルなどの相談は確認されていないといいます。
しかし、2026年に入って井上容疑者に異変が生じていました。
井上容疑者は2026年の1月ごろから仕事を休んでいて、収入に不安があったと話しています。
警察は、長男の柊利ちゃんについても井上容疑者が殺害したとみて経緯を調べています。
