国民民主党の玉木代表は7日の記者会見で、与党側が成立を目指す衆院の議員定数削減法案について、「少なくとも今国会での成立は一度、棚上げすることが不可欠ではないか」との認識を示した。
玉木氏は会見の中で、17日に今国会の会期末を迎えるのを踏まえ、「閣法(内閣提出法案)が仕上がっていない中で、与党の都合のよい議員立法を無理やり通すことは避けるべきだ」と述べた。
議員定数削減法案について、「議会や選挙のルールを定めることだから、多数決だけで決めるものではない性質の法案の1つだ」とした上で、「45比例だけ削ると参政党さん、我が党、中道さんが3割4割減る」との見方を示した。
また、議席数の占有率について、2月の衆院選後に「自民党はグッと上がって野党各党は落ちてしまった」と指摘し、法案が成立すれば、「自民・維新の占有率が5ポイントぐらい上がり、今78%ぐらいが83%ぐらいになる」と懸念を示した。
その上で、「中身としてもちょっとバランスが悪い。今のまま通すわけにはいかない」との考えを示した。
玉木氏は「円満に採決して参院に送ることができていない法案を(与党が)過半数を満たしていない参院に送って何を得ようとしているのか」と疑問を呈し、「パフォーマンス政治ではなく、まず国民生活や我が国のこれからのありように大きな影響を与える内閣提出法案を責任を持って仕上げていくのが与党の責任ではないか」と強調した。
