「線路内に人が立ち入った」
7月5日午前6時10分ごろ、JR千歳線の千歳駅でトラブルが発生しました。
利用客から駅員への申告でした。
「(男性は)線路へ入り札幌駅方面へ歩いて行ったということです」(武田梨乃記者)
男性が立ち入ったのはJR千歳線の線路。
千歳線は札幌市と新千歳空港を結ぶ快速エアポートも走る札幌圏の重要な区間ですが、対応するため運休することに。
「千歳駅から札幌方面へ2キロほど歩いてきました。この辺りから線路は高架上から道路からも見える高さへと変わっていきます」(武田記者)
JRによりますと男性が歩いていたと見られる時間帯に、札幌行きの列車が2本通過していました。
1時間以上が経過し、ようやく事態が動きます。
「長都駅を過ぎたところで男性は保護されました。千歳駅から約4キロ離れています」(武田記者)
札幌市方面から来た特急北斗の運転士が発見。
保護して警察へ引き渡しました。
このトラブルで快速エアポート17本を含む列車35本が運休し、1万4000人に影響が出ました。
「やめてほしいですね。かなり困りますね」
「遅延したりすると通勤や通学の人がやっぱり困る。予算的にも大変になる」(いずれも利用客)
SNSにもコメントが相次ぎました。
「ギリギリに空港について(飛行機に)乗れなかった」
「線路への立ち入りはホント危険かつ迷惑行為」(いずれもSNSへの投稿)
JRは「特にコメントすることはない」としていますが、交通トラブルに詳しい弁護士は…
「鉄道営業法という法律で軌道敷に勝手に入ると処罰対象になる。1万円未満の科料が課される。意図的に鉄道の営業を妨害するケースは3年以下の拘禁刑という処罰が定められている」(交通トラブルに詳しい 青野渉弁護士)
なぜ線路に立ち入ったのか…
警察が男性から事情を聴いています。
列車の運行を止めるとどんな罪に問われる可能性があるのか。交通トラブルに詳しい青野渉弁護士に聞きました。
刑事責任としては、「鉄道営業法違反」で1万円未満の科料、意図的に営業を妨害するケースでは「威力業務妨害」で3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金に問われる可能性があります。
また民事責任として損害賠償請求をされる可能性が考えられます。払い戻した運賃や振替輸送費などが含まれます。
東京では2010年に酔ってホームに転落した男性が、約110万円、道内でも千歳線での人身事故で220万円の賠償を求められたケースがあります。
いったい何があったのか。警察が詳しく調べています。
