福井県小浜市では、沖合の定置網で先日、強い毒性を持つハナガサクラゲに漁師が刺される被害を受けました。県内の海域ではそれほど見かけないクラゲだけに、漁師も困惑しています。
      


ハナガサクラゲに刺されたのは、小浜市漁協の組合長で定置網を操業する浦谷俊晴さん。「本当に激痛だった。普通のクラゲの痛さじゃない。初めての経験」と振り返ります。
  
漁で網を引き上げている時に激しい痛みが襲い病院に行ったそうですが、刺された部分は赤く腫れ、長時間痛みが続いたそうです。
   
「手の先から足の先まで全身がチクチク痛んだ。3~4体が網に入っていて、うちの従業員など4人が刺された。初めてのことで、いろんなことが起きてくるなと思った」と浦谷さん。
   
6月から7月にかけて合わせて3回、ハナガサクラゲが網の中に入っていたということです。

見た目が美しく展示用として人気のあるハナガサクラゲ。日本では本州中部から九州にかけての沿岸のやや深い部分に生息しているそうですが、県内ではどうなのでしょうか。
 
クラゲ専門店Atollaの小島貞昭代表は「県内でもここ数年は6月~7月に目にすることは多い。かさの部分にも触手にも毒があるので、体全体が武装している感じで、毒が強いクラゲ。海の環境が変わってきているので、いままであまりいなかったクラゲが増えているようなことが1年を通してある」と話します。
  
また、ビーチへの影響については「海水浴場(浅瀬)に来ることはないので心配はない。基本は海藻の中に紛れているクラゲなので、漁師の場合は底引き網とか、底から引いてくる場合にかかったりする。触らないことしか対処法がない」としています。

県水産試験場によりますと、いまのところ県内の沖合でハナガサクラゲが大量発生している情報はないということです。
       

福井テレビ
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