ここからは気象予報士の菅野さんです。
【菅野】
さて、県南部では2日未明、線状降水帯が発生、大雨となりました。
今は、雨は小康状態となっていますが、また土日にかけて大雨のおそれがあります。
では現在の空の様子、嬉野をみましょう。
嬉野では1日夜、多くの方がお休みの時間帯を中心に大雨となり、1日夜遅くから2日未明までの3時間で108ミリを観測。
引き続き土砂災害にご注意ください。
この大雨の理由は、線状降水帯の発生です。
こちらは、1日夜日付が変わる直前の雨雲の様子です。
長崎県の西の海上から、佐賀南部にかけて帯状に発達した雨雲が延びています。
この先動かしていきますと、そのあとも同じような場所にかかり続け、0時30分ごろ線状降水帯が発生しました。
その後、佐賀南部を中心に雨を降らせ続け、線状降水帯の楕円が消えたのは、2時40分ごろ。
2時間以上、活発な雨雲がかかり続けました。
そこで今回は、線状降水帯についてどのような情報が出されるのか・そして発生したらどうすればよいのかについてご説明します。
まずは、1日夜から2日未明にかけて気象台から出された情報を整理します。
以前の知っとかんのでもご紹介した「気象防災速報」が3回出されました。
1日夜10時19分、北部に気象防災速報(線状降水帯直前予測)、その20分後には範囲が全域へ。
直前予測とは、5月に新設されたもので、発生が予想される2~3時間ほど前に出される情報です。県内には初めて発表されました。
その2時間後に、南部に線状降水帯が発生しました。
では、発生時どのような行動をとるべきなのか。
線状降水帯が発生すると、同じ場所で非常に激しい雨が降り続き、川が急激に増水したり、山や崖が崩れたりと、命に危険を及ぼすような災害発生のリスクが急激に高まります。
1.発生時は自治体からの避難情報などを確認しましょう。
2.そして崖や川の近くなど、危険な場所にお住まいの方はそこから少しでも離れるなど、速やかに安全確保を。
3.夜間など、避難がかえって危険な場合は、建物の2階以上へ垂直避難してください。
【平川】
まだまだ雨の時期は続くので、覚えておきたいですね。
さて、今は雨は小康状態。2日は?
【菅野】
2日のポイントがこちら。
「天気下り坂夜は雨」
2日はしだいに天気下り坂、夜は雨が降り出しそうです。
予想天気図です。
梅雨前線は九州南部で停滞。
ただこの先、またゆっくりと北上する見通しで、県内でも2日夜は南部から雨雲がかかりそうです。
2日の詳しい天気、まずは鳥栖から多久です。
午前はまだ雲に切れ間があり、日差しの届く時間もあるでしょう。
午後はしだいに雲が厚みを増し、夜は雨が降りだしそうです。
鳥栖では最高気温30℃予想、真夏日となる可能性があります。
続いて、唐津から鹿島です。
夜は南部ほど雨が降りやすい予想。
特にお帰りが遅くなる方は、帰宅時間の雨に備えて雨具があると良いでしょう。
週間予報です。
土曜日、日曜日にかけて再び警報級の大雨となるおそれ。
来週半ばは日差しが届く予想ですが、週後半は気温が35℃以上、猛暑日となる可能性があります。
今週末は大雨に、来週は熱中症に十分注意が必要となりそうです。
以上、かちっと天気でした。
