佐賀大学のコスメティックサイエンス学環が始動してから2日で3カ月です。前期の倍率は7.3倍。化粧品メーカーなどへの就職を目指し、新たな分野の学びが進んでいます。
授業が始まる前の1コマ。
まずは身だしなみ。美意識の高さも、印象的です。
【学生】
「化粧品の成分表示の裏を見るのが好きで…」
【学生】
「(友人が)日によって化粧水を分けるから…と言っててすご…と思った」
化粧品を専門に学ぶ、初の“コスメ学環”。
始動から3カ月。新たな学びが始まっています。
佐賀大学で今年度スタートした、コスメティックサイエンス学環。
化粧品メーカーなどへの就職を目指す学生が集まっています。
【大阪出身の学生】
「化粧品会社を目指す夢は一応持っていて、4年間の中で化粧品を学べるこの学部(学環)が自分に合っていると思って大阪から来た」
【和歌山出身の学生】
「化粧品を作る側の企業に就職したり、化粧品に関わる仕事をしたいと思って(入学を)決めた。新しいブランドに携わって一から化粧品を自分で作ってみたい」
この日の授業は、「化粧品と色」について。
【コスメティックサイエンス学環 鯉川雅之学環長】
「肌の保湿とか炎症を抑えたりとか薬用あるいは医薬部外品と言われるような化粧品は効能を重視する。それに比べると、メイクアップ化粧品は色が重要。色や香り」
国公立大学で初となる化粧品を専門に学ぶ学環。
定員30人に対し、志願倍率は前期が7.3倍、後期が25.6倍と全ての学部で断トツトップ。人気が集まりました。
【コスメティックサイエンス学環 鯉川雅之学環長】
「5倍くらいはいくかな…と期待していたが、それを超えて非常に高い倍率だった。うれしいと思う反面、これは失敗はできないな、というプレッシャーになった」
1期生は、県内の出身がわずか2人。
福岡県が最多の12人となりました。
また、女子学生が30人中28人。男子は2人でのスタートです。
【鳥栖市出身の学生】
「元々香水や香料・化粧品とかも興味があって、めっちゃ面白そうと思って(コスメ学環に)進みたいなと」
“美しさ”を学ぶ学生。もちろん、美容には人一倍高い関心を持っています。
【長崎出身の学生】
「シーズンで化粧品を変えている。スキンケア。冬だとPDRNとかの保湿力高めのやつを使う。今は夏だから紫外線(のケア)。ビタミンC中心のスキンケアにしている」
【福岡出身の学生】
「いま興味持っているのが色の組み合わせ。人によって肌の色も違う。ベースメイクだと肌によって変わるし、リップ1本でも肌によって発色は変わる。その違いも学べたらいい」
今は基礎を学んでいる段階ですが。後期の10月からは“実験”も本格的にスタート。
化粧品に含まれる「香料」の調合などを予定しています。
【コスメティックサイエンス学環 鯉川雅之学環長】
「実際に香りを確かめながら、いろんな自分の思い思いの香りを調合してもらう」
県内で化粧品の製造・開発を行う企業も、コスメ学環に高い関心を寄せています。
【東洋ビューティ人事統括部 辻野秀知リーダー】
「日本の化粧品業界にとってもとても大きな意義があると感じている。佐賀で専門的に学んだ方々が当社の工場のような現場で経験を積みながら新しい価値や製品を生み出してくれることを期待している」
卒業後は、大学院への進学や化粧品メーカーへの就職などが想定されています。
【コスメティックサイエンス学環 鯉川雅之学環長】
「化粧品業界に関わった業種に就いてもらいたい。専門知識を持ってそういう仕事に就いてもらう。化粧品に産業全体として貢献していく人になってほしい」
【キャスター】
そもそも、コスメティックサイエンス学環は「学部」とは違うんですか?
【川野】
「学環」はまだ新しい仕組みで、「学部」と同等の組織です。
ただ、「学部」が専門分野を学ぶのに対し、コスメ学環は学内6学部の内容を横断して学ぶ特徴があります。
【キャスター】
前期の倍率は7.3倍で非常に人気でしたが、定員が30人というのが個人的には少ない気がします…。
【川野】
実は「学環」は、他の学部から定員を振り分けるパターンが多いです。
今回、佐賀大学内で調整できる数が「30人」でした。
ほかの学部から30人を“もらった”イメージです。
ただ、佐賀大学は今後、「定員を40~50人に増やすことも検討中」としています。
