週末に列島をダブル台風が直撃し、土砂災害などの被害に加え、最盛期を迎える夏野菜にも影響をもたらしています。

29日も大気の状態が不安定で、各地でゲリラ雷雨が発生しました。

車にたたきつけるように降る土砂降りの雨。
29日午後3時過ぎの北海道・池田町の様子です。

撮影者によりますと、わずか10分ほどの間に激しい雨が降ったといいます。

長野・諏訪市でも午後3時45分ごろ、一時、強いシャワーのような雨が降りました。

週末に列島を襲ったダブル台風。
接近前から台風がもたらす暖かく湿った空気により梅雨前線が活発化し、災害級の大雨による被害が相次ぎました。

大阪・生野区では下水に大量の水が流れ込み、至る所でマンホールから雨水が噴き出しました。
アスファルトの一部が浮き上がるほどの水の勢いで、約3分間、マンホールだけでなく排水溝などから一斉に水柱が上がりました。

福岡・田川市では市道脇の地面が陥没。
車庫の建物とバイク1台が陥没した中に落ちましたが、けが人はいませんでした。

山口・平生町では土砂崩れが発生し、住宅に土砂が流れ込み、70代の男性が死亡しました。

被害は人気観光地の神奈川・鎌倉市でも。
鎌倉市稲村ヶ崎では、大雨の影響で海岸沿いの歩道が2カ所で陥没しました。

各地に被害をもたらしたダブル台風は、これから最盛期を迎えようとする夏野菜にも被害を及ぼしていました。

根元から折れ、倒れてしまったズッキーニ。
さらに、トマトも葉の部分が黒くなっています。

28日午前、東京都内で撮影された畑の様子を見ると、台風8号による大雨ですでに畑が水没。
午後からは台風7号がさらなる雨をもたらしました。

地面からはね返った土が植物の葉っぱに付着すると、細菌に感染し病気になる恐れがあることから、29日は消毒作業に追われていました。

作業中にも、収穫できずに廃棄せざるを得ないものもありました。

カラフル農園・小山三佐男さん:
被害はどんどん広がって、ここもダメだ。この辺一帯ですね、黒くなっちゃってるんですよね。ズッキーニ、ナス、トマトに被害が出ちゃっているので。ここは(消毒)かけても遅いかもしれないです。病気が他に回らないように、抜根といって、根っこを全部抜いちゃって処分するしかないということです。

日本の南には新たに台風のたまごになる恐れのある雲の塊が出現していて、今後の情報に注意が必要です。

カラフル農園・小山三佐男さん:
僕も農家17年やってるんですけれども、台風が来るスピードが早すぎるんですよね。6月にすでに3個来てるので、作業が1つ増えちゃうので、繁忙期なのに。