週末に列島を直撃したダブル台風によって道路の陥没や土砂災害などの被害が出ました。
29日も大気が不安定で、各地でゲリラ雷雨の発生に注意が必要です。
29日午後3時過ぎの北海道・池田町では、土砂降りの雨が車の屋根をたたきつけていました。ゲリラ雷雨です。
撮影者によると、わずか10分ほどの短時間の激しい雨だったということです。
29日は関東甲信などで大気の状態が非常に不安定で、ゲリラ雷雨への注意が呼びかけられています。
東京都内は29日朝から雨が降る空模様となっていました。
日野市の空には濃い霧がかかって視界が悪くなり、お台場の空も、夜明け前から白くかすみ、太陽が昇っても霧が晴れない、ぐずついた天気となりました。
午前5時半ごろの神奈川・箱根町。
観光名所の芦ノ湖は激しい雨と霧で、悪天候となっていました。
29日朝から鹿児島県の奄美地方を中心に梅雨前線の活発な雨雲や雷雲がかかり続けていた影響で、十島村ではレベル4の土砂災害危険警報が一時出されていました。
先週から週末にかけて列島を直撃したダブル台風は、災害級の大雨で各地に被害をもたらしました。
大阪・生野区では、至る所でマンホールから雨水が噴き出しました。
瞬間を捉えた映像を見ると、始めは噴き出す程度でしたが、アスファルトが盛り上がったその時、爆発したかのように雨水が噴き出しました。
その破片が辺りに飛び散り、非常に危険な状況だったことが見て取れます。
27日、ダブル台風の1つ、台風8号が接近した千葉県の房総半島。
勝浦市では最大瞬間風速29.1メートルの強い風を観測。
また、君津市では、6月としては観測史上最多となる55.5mmの非常に激しい雨が降りました。
続くように台風7号が接近すると、静岡・下田市では激しい雨で道路が冠水し、車がUターンする様子も見られました。
神奈川・三浦市の三崎港では、台風の影響で遊覧船が運休。
観光で来たという人は「きょう宿とっちゃっていて…。こんなにひどくなるとは思っていなく、いろいろ見て回りたかったが、どこも休業で、ご飯どうしようかな」と話しました。
被害は各地で相次ぎ、鎌倉市では海岸近くの歩道2カ所で、大雨の影響で大きな穴が開きました。
滋賀・彦根市にある国宝・彦根城では、内堀沿いにある石垣の一部が崩れているのが見つかりました。
台風による大雨の影響とみられます。
福岡・田川市では、市道脇の地面が陥没。
警察などが現場を確認したところ、市道に面した車庫の周りの地面が陥没し、バイク1台が中に落ちていたということです。
けが人はいませんでした。
山口・平生町で発生した土砂崩れ現場では、人的被害が出ました。
家族5人が住んでいる住宅の裏山が崩れて土砂が流れ込み、この家に住む70代の男性が死亡しました。
接近する前から災害級の大雨をもたらしたダブル台風。
新たに日本の南には台風のたまごになる恐れがある雲の塊が出現していて、今後の情報に注意が必要です。
29日、気象衛星「ひまわり」が捉えたのは、日本の南の海上にある2つの雲の塊です。
このうち右側の雲が、今後、台風のたまごになる可能性があります。
もし台風に発達すれば、再び梅雨前線を刺激し、災害級の大雨をもたらす恐れがあります。
最新の情報に注意が必要となりそうです。
