「餃子の王将」の運営会社社長が射殺された事件の裁判で、初公判での無罪主張依頼、一切発言の無かった被告の暴力団幹部の男が、審理の最後、「お一人お一人の肩をつかんで、『私は犯人じゃなかとばい!』失礼しました!『私は本当は犯人じゃありません!』と伝えてまわりたいです。」などと強い口調で発言し、無罪を主張しました。
特定危険指定暴力団・工藤会系組幹部の田中幸雄(たなか・ゆきお)被告(59)は2013年、何者かと共謀し王将フードサービスの社長だった大東隆行(おおひがし・たかゆき)さん(当時72)を射殺した殺人などの罪に問われています。
田中被告は初公判で「私は決して犯人ではありません」などと無罪を主張し、その後発言はありませんでした。
きょう=29日の公判で検察側は、現場に落ちていたタバコの吸い殻は第三者により持ち込まれたと考えられる余地がないと指摘。
「組織的・計画的な犯行」「社会に与えた影響は大きい」などとして無期懲役をを求刑しました。
一方、弁護側は最終弁論で「別の者が陥れようとして吸い殻を持ってくることも不可能ではない」などと無罪を主張しました。
審理の最後、裁判長から何か言いたいことはないか問われた田中被告は裁判長や裁判官のほうに向かって、「お一人お一人の肩をつかんで、『私は犯人じゃなかとばい!』失礼しました!『私は本当は犯人じゃありません!』と伝えてまわりたいです。皆さんにもう1度申し上げます。私は本当に犯人じゃありません!」と強い口調で述べ審理は終わりました。
判決は10月16日に言い渡されます。
