俳優の大東駿介さんが、訪れた街のうんちくや、まだ地元住民にも知られていないような魅力を探す「発見!てくてく学」。
今回訪れたのは、京都を代表する観光スポット・嵐山です。
【大東駿介さん】「GW来ました。山の上にサルがめっちゃいるんですよ。エサあげに行きました」
紅葉や桜の名所として知られる嵐山ですが、実は観光客が比較的少ない初夏こそおすすめの季節。
青もみじの絶景、アートと自然が融合する癒し空間、そして京都人が愛する町中華まで、この時期だからこそ楽しめる魅力を、大東さんが調査します!
■新緑に囲まれながら渡月橋のそばで味わう一杯
まず大東さんが向かったのは、渡月橋のすぐそばにあるコーヒースタンド「アラビカ京都」。
世界中から厳選した豆を店頭で焙煎した自慢のコーヒーが楽しめるこの店は、世界240店舗以上を展開する人気店です。
コーヒーを手に、目の前に広がる新緑の山々を眺める大東さん。
初夏の嵐山の魅力について尋ねると、スタッフは新緑の美しさを挙げました。
【大東駿介さん】「僕も新緑が好きやな、一番」
涼しい風が吹き抜ける中、贅沢なひとときです。
■保津川下りとトロッコ列車…初夏の涼を体感
奈良から来たご家族に話を聞くと、なんと「保津川下り」で京都府亀岡市から嵐山までやって来たのだといいます。
亀岡市から嵐山まで全長約16キロを観光船が下り、急流にうまく乗りながら、大きな岩をすり抜けて進んでいきます。
水しぶきが舞い上がり、涼しさを肌で感じられる、初夏にぴったりなアクティビティです。
さらに、帰りは「トロッコ列車」に乗るんだそう。
「嵯峨野トロッコ列車」は京都を代表する観光列車で、清々しい初夏の風を感じながら、保津川峡谷の新緑の中を走り抜ける体験ができます。
保津川下りとトロッコ列車を組み合わせれば、初夏の嵐山を水と緑の両面から堪能できるわけです。
■景観を守る”見えない防災”の秘密とは
渡月橋の上流へ歩みを進めた大東さんの目に留まったのは、地面に設置された不思議な構造物でした。
なにやら、地面にレールが敷かれていますが…。
【大東駿介さん】「豪雨とかで川が氾濫した時にせき止めるためのやつが、全自動で動くんや!」
大東さん、大正解!
嵐山はこれまで幾度となく洪水の被害に見舞われてきましたが、堤防をかさ増しすると美しい景観が損なわれてしまいます。
そこで地元の人たちの発案により、水害対策と景観維持を両立する可動式の止水壁が2021年に設置されました。
さらに地面から壁がせり上がるタイプもあり、普段は景色に溶け込んで全く目立ちません。
【大東駿介さん】「景観を守るためにこれだけの労力をかけて、すごいなあ」
■青もみじと「まる窓」の絶景で“五感”が目覚める
渡月橋の上流、大堰川の川沿いをさらに進むと、2020年にオープンした「嵐山祐斎亭」が現れます。
ここはアートと自然が楽しめる絶景スポットで、元々は「千鳥」という料理旅館でした。
文豪や銀幕のスターにも愛され、川端康成がこの場所に滞在して「山の音」を執筆した部屋も残っています。
【大東駿介さん】「五感が刺激されますね。風まで視覚化されてますから」
建物の中に入ると、風にたなびく羽衣タペストリーが目に飛び込んできます。
さらに、テーブルには新緑の景色が鏡のように映り込む演出も。
【大東駿介さん】「こういう場所で携帯触らないんです。記憶に残る派なんですが…これは、写真の方が美しいな!何で知らんかったんやろ、ここ」
まる窓の部屋では、丸が連結して四つ葉のクローバーの形を描いています。鏡映しの景色と生で見る景色の両方が楽しめる空間です。
庭を手掛ける庭師の中島康雄さんは、できるだけその場所にある材料を使い、外から仕入れないことを大切にしているといいます。その土地の自然体の空間を作り上げる姿勢が、この穏やかな空気感を生み出しているのです。
■京都人が愛する町中華「ほぁんほぁん」
新緑の絶景を堪能した大東さんが次に向かったのは、京都人が愛する町中華の名店「ほぁんほぁん」です。
1979年に京都府向日市で創業した「ほぁんほぁん」は、2代目店主の山口智彦さんが地元嵐山に2号店をオープン。今年20周年を迎えました。
定番の焼き餃子はお取り寄せ大賞で全国1位に輝いたこともあります。
店内には数多くの芸能人のサインが並びます。近くの撮影所での撮影帰りに立ち寄る俳優も多いのだとか。
【大東駿介さん】「撮影終わりで『ほぁんほぁん行くわ』みたいな話聞いたことあるけど、ここやったんや」
■ 唯一無二の“皿うどん”に夏限定メニューも見逃せない!
一番人気は「京の皿うどん」です。運ばれてきた一皿を見て、大東さんは思わず声を上げました。
【大東駿介さん】「思ってたのと全然違う!」
ほぁんほぁんの皿うどんは揚げ麺ではなく焼き麺。あえて焼きムラを残すことで、もちもちとカリカリ、2つの食感が楽しめます。
鶏ガラと昆布だしがベースの和風あんをかけ、鰹節をトッピング。
さらに隠し味として紀州の南高梅が入っており、長崎の皿うどんでよく使われるお酢とはひと味違う酸味が加わります。
【大東駿介さん】「梅との相性いいですね。めっちゃおいしい!」
昆布と鰹の出汁を効かせた冷やし担々麺や、京都の伝統野菜・加茂なすを使った具だくさんの麻婆茄子は、毎年待ちわびているリピーターも多い夏の期間限定メニューです。
ご飯も追加注文して、絶品街中華を堪能した大東さんは嵐山をこう振り返りました。
【大東駿介さん】「嵐山は人気の観光スポットじゃないですか。休みの日とかに行こうと思うと、人いっぱいで何も見られないんじゃないかと思ってたんですよね。
でもその一歩奥に行くと、まだ知らない嵐山の魅力を堪能できる場所があるんだと再発見できました」
(関西テレビ「newsランナー 大東駿介の発見!てくてく学」2026年6月18日放送)
