南米ベネズエラの首都・カラカスにある空港で、激しい音が響き渡る中、逃げ惑う人々。
ロビーの天井の一部は崩れ落ち、土ぼこりが舞いました。

日本時間の25日朝、マグニチュード7.2と7.5の地震が立て続けに発生したベネズエラ。

倒壊した建物などでは避難者の泣き叫ぶ声が途絶えませんでした。
がれきの下には今も多くの人が取り残されたままです。

現地の人:
娘も孫も1カ月後に生まれる予定の孫娘も行方がわかりません。がれきの下にいるか、捜すのを手伝ってください。

ベネズエラの保健相は25日、これまでに235人が死亡し約4300人が負傷したと明らかにしました。

また、ロドリゲス国会議長は「この30年で最も深刻な自然災害だ」と述べるとともに、首都カラカス周辺やラグアイラ州を中心に、これまでに2927世帯が被災し、今も200人以上が倒壊した建物の下に閉じ込められているとしています。

建物の崩壊現場では、涙を流す人の姿が多く見られました。

現地の人:
説明のしようがない。私は全てを失いました。アパートも車もバイクも。生きてて本当によかった。

現地では懸命の救出活動が続けられています。

大勢の人の手で、がれきの下から救助された女性。
無事が確認された後、地震発生時の緊迫した状況を明かしました。

女性は「揺れ始めたとき、力の限り一生懸命ドアの枠にしがみつきました。指を骨折するほど必死につかまりました。全てが崩れ落ちるまでつかまりました。泣く余裕もありませんでした」と話すと、車へと乗せられました。

救出活動にはボランティアスタッフも加わっています。

アメリカやメキシコ、スペインなど各国が支援に乗り出していて、今後、現地での活動を本格化させる見通しです。