富山県内でもクマの目撃などが相次ぐ中、富山県高岡市のショッピングモールでクマが侵入したことを想定し、自治体の判断で発砲する緊急銃猟の訓練が行われました。
訓練はイオンモール高岡で開店前に行われ、従業員や市の職員など63人が参加しました。
クマ侵入訓練は、施設の中に成獣のクマ1頭が侵入した想定で行われ、まず施設の職員が客と各テナントの従業員を屋外に避難させる手順を確認しました。
*リポート
「今、館内1階にクマが侵入したという想定でエスカレーターを封鎖する作業が行われています」
クマが逃げ出さないよう施設の1階に囲い込み、2階に対策本部を設置。市の職員や警察、野生鳥獣捕獲隊が緊急銃猟の必要性を確認します。
弾が跳ね返る危険などがないか安全性を確認し、市長の許可が降りると、捕獲隊が2階から銃を構えました。
*捕獲隊
「発砲。死亡確認」
今回の訓練は、全国的にクマの目撃情報が相次ぎ、先月には施設から約1.5キロの場所で出没情報があったことから、イオンモール高岡が市に合同での訓練を依頼しはじめて実施されました。
去年9月の制度開始から高岡市内ではこれまでに緊急銃猟は行われていませんが、今後も官民を連携しクマ対策を進めたいとしています。
*イオンモール高岡 宮嶋佐知子ゼネラルマネージャー
「(各機関との)連携の取り方や施設内で客の避難誘導の仕方など初めて実施することで多くの学びを得ることができた」
*高岡市農業水産課 小林新平課長
「(クマ被害は)災害と言ってもいい状況。室内や屋外、その他の想定をして訓練を続けていきたい」
県内では去年、「緊急銃猟」が5件実施され、今年も4月に富山市の住宅街で起きたクマ被害で「緊急銃猟」が行われています。
