アメリカのAI企業アンソロピックは中国のIT大手アリババが生成AI「クロード」の能力を不正に引き出したと主張していることがわかった。
ロイター通信によると、アンソロピックがアメリカ上院議員に宛てた書簡では、アリババとその傘下のAI研究所に関係するグループが、ことし4月22日から6月5日にかけて、不正アカウントを使い、生成AI「クロード」と2880万回を超えるやり取りを行ったとされている。
アンソロピックは、高性能なAIの回答を使って別のAIを訓練する「蒸留攻撃」だとして、同社が確認したものとしては過去最大規模だと主張している。
また、こうした手法によって、アメリカの先端AI技術が不正に取り込まれ、中国側のAI開発が加速するおそれがあるとして、政府と業界が連携して対策を強化する必要があると訴えているという。
