アメリカのトランプ大統領は10日、イランとの今後の交渉で、イランが過去50年間に与えた損害についてアメリカ側も賠償を求める考えを明らかにしました。
トランプ大統領:
イランはアメリカが与えた損害の賠償を求めている。私は「それはいい考えだ」と言った。
それならアメリカもイランが過去50年間に与えた損害について賠償を求める。
トランプ大統領は10日、自身のSNSでも、「イランが数々の紛争で殺害したり、重傷を負わせたりしたすべての人々への補償を要求する」と投稿しました。
その上で、今後のあらゆる交渉にこの要求を盛り込むよう担当者に指示したと明らかにしました。
さらに、レバノンやシリア、イエメン、ガザでイランが与えた損害や人的被害についても責任を負うべきだと主張しています。
その後、記者団から大規模な軍事攻撃が依然として選択肢にあるのか問われると、「当然その選択肢はある。
望めば実行する能力もある」と述べ、さらなる攻撃の可能性を排除しませんでした。
戦闘の損害賠償をめぐっては、イランの外交などを統括する最高安全保障委員会のゾルガドル前事務局長が8日、ホルムズ海峡の通航再開に向けた交渉条件の1つとして示しています。
一方、イラン側はこれまで、海上封鎖の解除やホルムズ海峡の管理権などを交渉で求めています。
トランプ氏が新たに補償要求を交渉条件に加えた形で、今後の協議への影響が注目されます。
