ファスナー大手のYKKが、下請け業者に製品の加工や検査を発注する際、価格を不当に低く設定したことがわかりました。公正取引委員会は下請法違反に当たるとし、YKKに勧告しました。
発表によりますと、YKKは2023年7月から去年11月までの間、ファスニング製品の加工や検査を委託した県内の21事業者に対して、作業の発注単価を本来の価格水準から、約9%から72.5%低く設定していました。
一部の発注単価は、当時の富山県の最低賃金より低かったということです。
公正取引委員会は、これが「買いたたき」による下請法違反に当たるとして、23日付けでYKKに勧告しました。
不当に価格設定しないことを取締役会で決議することや同様の「買いたたき」行為が他にないか社内調査を行うことなどを命じたということです。
YKKは原因について、下請け業者との価格設定の折衝は社内の1部門のみで行っていて、価格のチェック体制が機能していなかったとしています。
YKKは低く設定していた価格との差額分約2650万円を21事業者にすでに支払っていて、チェック体制の強化など再発防止に取り組むとしています。
