都内のセブン-イレブンに並んでいた、シンプルなパッケージのおにぎり。
その特徴は、のりを使わない“のりなしおにぎり”です。
物価高で節約志向が高まる中、コストを抑えた商品の販売が23日から始まりました。
来店客からは「リーズナブルだったので買いやすい」という声が。
のりなしおにぎりを巡っては、ファミリーマートやローソンも新商品の投入を進めています。
背景の1つにあるのが、のりの価格高騰です。
海水温の上昇などで生産量が落ち込み、上昇傾向が続くのりの価格。
「イット!」は、東京・浅草にあるおにぎり専門店を取材しました。
70年以上続く「おにぎり 浅草宿六」で創業当時から使っているのは、東京湾でとれたのりです。
来店客は「香りが豊かでおいしい」「コメとのりのパリッとした食感でコントラストがある。のりは絶対あった方がいい!」と話していました。
店主の三浦さんによると、のりの仕入れ値は2年前と比べて倍増しているといいます。
おにぎり 浅草宿六 三代目店主・三浦洋介さん:
のりの占める原価だと(おにぎり1つあたり)たぶん2~3割。下手したらもっとそれ以上いくかも。(のりの仕入れ値が)値上がってしまったら、たぶん値上げます。
おにぎりの相棒・のりの価格高騰による影響。
店に来ていた人からも、「(お店でのり買うとき)100円以上価格が変わってるので、必要な時しか買わない」「(高いから)自分でおにぎり作るときは、のりは全然使わなくて、白飯。余計にお店でのりつけて食べられるのが良い」と言った声が聞かれました。
一方で、同じ海藻である昆布も、生産量の減少によって価格が高騰しています。
大阪で「都こんぶ」を生産する中野物産は、これまで国産にこだわって生産を続けてきましたが、価格高騰のあおりを受け、期間限定で販売している商品「中野の都こんぶ 無選別お徳用 45g」については、国内産と中国産の昆布を混ぜて生産することを発表。
その他の商品については、今後の国内産昆布の生産量や価格に応じて検討していくとしています。
